ビックのAIエージェント
2025-08-29 12:16:41

K-エンタメ界初!ビックのAIエージェント「BIGC AI+」が登場

新たな時代の幕開け、ビックのAIエージェント「BIGC AI+」



エンターテック企業のビック(BIGC)が、K-エンタメ業界初の試みとなるAIエージェント「BIGC AI+」を2025年8月に発表しました。この革新的なプラットフォームは、アーティストとファンの距離を縮め、感情的なつながりを拡張する新たな手段となることでしょう。

ビックは以前より、K-POPやカルチャーコンサートを中心に、チケット販売やライブストリーミング、ファンインタラクション機能などを一手に統合した「オールインワン・デジタルベニュー」を展開してきました。特に、この「BIGC AI+」は過去3年間の実運用データと技術的なノウハウをもとに開発され、アーティストの音声をリアルタイムで認識・翻訳し、12言語に対応した字幕を自動表示する機能や、ファンとのチャットで暴言や差別的表現を検知・校正するアーティストプロテクターを備えています。

この新しいサービスは、ビックが提携する企業に対してSaaSおよびAPI形式で提供されるため、各社のサービスにシームレスに統合可能です。そのため、ビックの技術はエンターテインメント業界全体に拡がり、K-POPを支えるコンテンツの流通とファン体験が新たな次元へと進化します。

ビックのCTO、キム・ジョンウ氏は「AI技術は自動化ではない。アーティストとファンの感情的なつながりを拡張する手段」と語ります。ビックが4年間にわたり培ったノウハウが、この「BIGC AI+」に結実したと言えましょう。今後、AIによるコンテンツキュレーションやライブMC機能など、さらなる拡張が期待されます。

また、ビックは現在224の国と地域に展開し、120万人を超える累計会員の中で、約80%が海外ユーザーとのことです。グローバルなK-エンタメの中でビックの存在は不可欠であり、特に日本や中華圏、北米といった市場においても、その影響力を強めています。

2023年には、リアルタイムで12言語に対応する自動字幕生成システムを導入し、同時多言語のライブ配信を実現しました。今後は、ファンのリアルタイムの体験をより一層高めるための技術開発が続けられるでしょう。2025年下半期には、提携企業と共にクローズドベータテストを行い、正式なサービス提供に向けて準備を進めていくとのこと。

K-エンタメ産業におけるAIの進化はここに留まらず、ファンゲームやファンプラットフォーム、グローバルコマースサービスとの連携を通じてさらなる深化を目指します。文化トレンドを牽引するK-POPにあたるビックのAI技術に、今後も注目が集まります。3年間にわたる累計200万回以上のライブ配信セッションを通じて実証された技術は、K-エンタメ業界の新たな基準を打ち立てることでしょう。

ビックが提示する「BIGC AI+」は、広がり続けるグローバルファン体験をAIでサポートし、K-エンタメ産業の次世代競争力を確立するための重要なステップです。エンターテインメント業界の未来を開く鍵として、このプロジェクトに期待が寄せられています。


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