ゴールドウイン、深圳に新たな直営店をオープン!
日本のアウトドアブランド「ゴールドウイン」が、中国大陸での勢力を拡大しています。その最新の店舗「Goldwin Shenzhen」が2025年6月21日(土)に広東省深圳市内にオープンすることが発表されました。この新店舗は、ゴールドウインにとって中国大陸7店舗目となり、そしてその中心地である商業施設MixCityの中に位置します。
深圳という都市の魅力
深圳は、香港に隣接した経済特区であり、テクノロジー企業の集積地として急速に成長しています。若い世代やハイテク企業が多く集まっていて、活気に満ちた都市です。MixCityは、こうした深圳の中でも特に経済発展が活発なエリアにあり、高級ファッションブランドが集うショッピングモールとして知られています。さらに、地下鉄の大劇院駅からのアクセスも良く、多くの人々が行き交う1階路面に店舗を構えることで、集客力を最大限に高める戦略です。
店舗デザインのコンセプト
「Goldwin Shenzhen」のデザインは、「知見」と「地層」という自然の造形美を組み合わせたコンセプトに基づいています。その骨格には、北京店のデザインが参考にされており、ブランドの哲学が全体に反映されています。ファサードには柔らかな砂岩を用いた「下見板貼り」技法が採用され、自然への敬意が感じられる仕上がりになっています。この構造は、時間の流れを感じさせると同時に、光と影の絶妙なコントラストを生み出しています。
店舗の奥のスペースも、ファサードと同じ砂岩を使用した重厚感のある壁面が印象的です。対照的に、什器やベンチは軽やかなデザインが施されており、ゴールドウインのロゴの抽象形態を取り入れた独自のスタイルとなっています。これにより、ブランドの温もりと洗練さが共存する空間が生まれています。この空間は、訪れる人々にさらなるブランドの探求心と対話を提供することを目的としています。
ブランドのグローバル展開
ゴールドウインは2019年から海外進出を本格化させ、アメリカのサンフランシスコに始まり、ドイツのミュンヘン、中国大陸の北京、成都などに店舗を展開しています。中国大陸初の直営店がオープンした際から、「細部へのこだわり」がブランドの基本理念となっており、上質な顧客体験が支持を集めています。新たに設立される「Goldwin Shenzhen」は、この戦略の新たな一歩として、さらなるブランドの認知拡大を狙っています。
まとめ
今後、ゴールドウインは中国大陸での出店を加速し、さらなる成長を目指していくとのことです。ゴールドウインの進化し続ける空間や、製品へのこだわりは、多くの人々に新しいアウトドアライフスタイルを提案することでしょう。新店舗のオープンが待ち遠しいですね。特に深圳という動的な都市の中で、どのような新たな体験が提供されるのか、今後の展開に注目です。