「寝ろ。」と利府町が夢のコラボ！睡眠イベントで地方創生を目指す

新たな挑戦が生まれる宮城県利府町

眠りの町、宮城県利府町が注目を集めています。この町は昔から良質なスゲ草が自生しており、その草を使った敷物が平安時代から名を馳せてきました。町名の由来が眠りに関わるというユニークなストーリーを持つ利府町は今、特別なプロジェクトに取り組んでいます。それが、株式会社Timewitch（以下「Timewitch」）とcreate company株式会社（以下「create company」）による「よく眠れる町プロジェクト」です。

時差サービスと眠りのコラボレーション

Timewitchは「寝ている間に仕事を動かす」というコンセプトを掲げ、独自のアウトソーシングサービスを展開しています。様々な企業と業務委託契約を結び、時差を利用して効率的に仕事を進める仕組みを構築。これにより、現代人の悩みである睡眠不足の解消に取り組んでいます。

そのTimewitchがcreate companyと手を組み、利府町の地域おこしに貢献する活動を開始。create companyは地方自治体との共同事業を通じて、利府町を「よく眠れる町」としてブランド化することを目指しています。

イベント企画でさらに加速する地方創生

2024年9月、利府町で開催された「水曜どうでしょう藤やんの寝るどう！」イベントは、大きな話題を呼びました。このイベントは、水曜どうでしょうの名物ディレクター藤村忠寿氏（通称：藤やん）が仕掛けたもので、参加者を心地よい眠りへと誘うユニークな試みが行われました。参加者からは高評価が送られ、今後の展開にも期待が寄せられています。

藤やん自身が「このイベントを通して、より多くの人々が良質な睡眠を得る手助けができたら嬉しい」と語るように、単なるエンターテイメントにとどまらない深い意味を持っています。

地域の歴史と未来を結ぶ

利府町の歴史的背景を活かしながら、両社は地域創生を推進する取り組みを続けています。利府町の町名の由来は「十符の菅薦」にあり、その縁で人々の睡眠を支える町としての魅力をアピール。利府町が眠りの重要性を広め、地域の経済活性化に貢献する姿勢は多くの支持を得ています。

両社の展望と未来への道

create companyの代表取締役、橘宏直氏は「弊社は22世紀をつくるというテーマのもと、地方創生に挑戦しています。利府町を眠れる町としてブランディングすることに情熱を注いでいます」と述べ、地域との共同作業の重要性を語ります。

一方、TimewitchのCEO三浦健之介氏も「現代の課題である睡眠不足を解決するため、できる限りのことを続けるつもりです」と、事業の意義を強調。両社の連携が地域活性化だけではなく、全国の睡眠環境の改善に貢献することを期待します。