株式会社タミヤホームが猛暑対策を強化、安全確保の取り組みを発表

タミヤホームが推進する熱中症対策

株式会社タミヤホームは埼玉県所沢市に本社を構え、解体工事業や建築工事業などを展開しています。環境意識の高まりとともに、社員や協力業者の安全確保を重要視し、特に猛暑による熱中症のリスクを軽減するための取り組みを強化しています。昨今の気候変動により、記録的な暑さが続いている中で、建設業界は危険度が増しています。そのため、タミヤホームは「かいたいはみらいをかがやかせる」というビジョンのもと、労働安全衛生規則に基づいた具体的な対策を講じることにしました。

1. 熱中症対策および安全向上協議会の開催

2025年からの法改正に先立ち、タミヤホームでは協力業者と共に安全を確保するため、「熱中症対策および安全向上協議会」を東京事務所で開催します。この協議会では、独自の熱中症チェックシートの使用方法や、WBGT（暑さ指数）値を基にした労働環境の監視方法を学びます。具体的には、以下の日程で実施されます。

- 日時: 2025年7月24日（木）、28日（月）、29日（火）各日17:00～18:00
- 場所: タミヤホーム東京事務所2F（東京都千代田区永田町2-17-17）
- 対象: 工事現場に入る協力業者の代表者や安全部門の責任者

この協議会は、ただの形式にとどまらず、実際に現場での危険要因をなくすために、明確なアクションを定める場となります。

2. 増加する熱中症リスクの背景

厚生労働省のデータによると、建設業における熱中症の発生率は年々増加しており、令和6年には建設業において2割の熱中症患者が確認されています。特に解体工事においては、屋外作業が多く、高温多湿な環境にさらされることが多いです。また、令和6年には1,257人の熱中症による死傷者が確認され、そのうち10人が建設業の労働者でした。これを受け、タミヤホームは自社の責任を自覚し、さらなる対策を講じることを決意したのです。

3. 具体的な熱中症対策

タミヤホームの熱中症対策は多岐にわたります。今回の協議会で実施する対策の一部を挙げると、以下のような項目があります。

- WBGT値の計測: 気温や湿度に基づいて作業環境の危険度を判断します。
- 休憩基準の設定: WBGT値によって工作員の休憩時間を見える化し、適切なタイミングでの休憩を促進します。
- 緊急時の連絡体制の構築: 迅速な対応ができるよう、連絡体制を明確にし、決められた手順を周知します。

これらの取り組みによって、タミヤホームは熱中症による危険を最小限に抑え、社員及び協力業者の健康を守ることに努めています。

4. 熱中症対策担当者の思い

工事部の花田部長代行は、「安全な工事は我々の最優先事項です。協力業者の作業員一人一人に、自分の健康は自分で守る意識を持ってもらいたい」と語ります。また、安全環境課が定期的に実施するパトロールも重要な施策の一つで、安全意識を高めるために毎月行っています。

まとめ

猛暑厳しい時期が訪れる中で、タミヤホームの取り組みは単なる法令遵守にとどまらず、社員同士の信頼関係を築く一助ともなっています。株式会社タミヤホームが推進する熱中症対策が、現場の安全を確保するだけでなく、業界全体の健康意識を向上させることを期待したいです。今後も彼らの工事現場の安全と健康を守り続ける努力に注目です。