阿佐ヶ谷スパイダースが、2年ぶりとなる新作公演『さらば黄昏』を2025年11月8日から30日まで、世田谷にある小劇場 楽園で上演することが決定しました。本公演は長塚圭史の独創的な手による新作であり、観客に「正義」というテーマを深く考えさせる内容となっています。チケットは9月27日(土)10時から、カンフェティで一般発売されます。
まず、本作のストーリーについてご紹介しましょう。物語は、過疎化が進む山に囲まれた村で繰り広げられます。駐在員の竹井巡査は還暦を迎え、故郷に帰る準備を進めている中で突如として訪れる過去の影、村の正義が揺らぐ瞬間を描きます。村に生きる住民たちとの濃密な会話を通じて、それぞれの「正義」のあり方を問いかける作品となっており、観覧者は自らの心に響くテーマに触れることでしょう。
公演は、以下の3つの魅力的なポイントから成り立っています。
1.
濃密な会話劇: 本作では、それぞれのキャラクターが織り成す心理描写が重要な役割を果たします。特に新メンバーとして参加する劇団員たちがどのように演技するか、観客に対してどのようなメッセージを届けるのかが興味深いです。阿佐ヶ谷スパイダースの作品の系譜を受け継ぎつつも、今回の公演では彼らなりの新たな解釈とアプローチが期待されます。
2.
ユニークな劇場体験: 小劇場 楽園は、観客との距離が近いため、演者の息遣いや微妙な表情、動きまでも感じることができる特別な空間です。この近さが、舞台演劇における没入感を高め、観客それぞれが個別の体験を得られるように設計されています。
3.
観劇体験を広げる特別企画: 上演後には、キャストやスタッフによる「バックステージツアー」を実施します。この企画では、制作の舞台裏や作品についての解説が行われ、観客はより深く作品を理解する手助けとなります。さらに一部の回では、開演前に出演者とのトークセッションや、視覚に障がいのある方向けのサポートも用意されています。
公演は東京の後、松本でも行われる予定で、詳細は公式サイトや特設サイトで随時発表されます。チケットは、開幕割やU25向けの特割もあるため、どなたでもお得に楽しむことができるチャンスです。
また、今回は特に長塚圭史が描く「正しさ」という普遍的なテーマが際立つ作品であり、観客は自分自身の「正義」を見つめ直す貴重な機会となることでしょう。長年のファンの方や、初めて観る方どちらにとっても、多くの発見がある舞台です。この秋、ぜひ『さらば黄昏』を観て、阿佐ヶ谷スパイダースの新たな魅力を体感してください。
公演情報
- - 公演名: 阿佐ヶ谷スパイダース『さらば黄昏』
- - 作・演出: 長塚圭史
- - 公演期間: 2025年11月8日(土)〜11月30日(日)
- - 会場: 小劇場 楽園(東京都世田谷区)
- - チケット料金: 開幕割4,000円、一般6,000円、U25 3,000円(要証明書)
- - 公式サイト: 阿佐ヶ谷スパイダース 特設サイト
ぜひ、新作『さらば黄昏』にご期待ください。