アイシン、トルコでの太陽光発電施設がカーボンニュートラルを加速

アイシン、トルコでの太陽光発電施設開設

近年、環境問題が広く取り上げられる中、株式会社アイシン（本社：愛知県刈谷市）が新たな一歩を踏み出しました。このたび、トルコのイスタンブール市に拠点を置く生産子会社、AISIN OTOMOTIV PARCALARI SANAYI VE TICARET A.S.が、国内での太陽光発電施設を開設し、5月22日にその開所式を行ったのです。さらに、これによってアイシンはトルコを含む欧州地域のすべての生産拠点で再生可能エネルギーの導入率が100%に達しました。

この取り組みは、アイシンが掲げる2040年までの「カーボンニュートラル」という長期的な目標に向けた重要なステップです。2025年には、全生産拠点で再生可能エネルギーの導入を100%にすることを目指し、太陽光や風力の利用を進めています。

設備の概要

新設された「AISIN TURKIYE SOLAR POWER PLANT」は、126,893㎡の広大な敷地に建てられ、2025年4月から発電を開始する予定です。この施設は、トルコのマラティヤ県に位置し、年間約4,200トンのCO2排出削減を見込んでいます。これにより、アイシンはさらなる省エネルギー活動や電力の最適利用を進め、カーボンニュートラルの実現に向かって着実に歩みを進めていく考えです。

環境への取り組み

アイシンの理念は、持続可能な環境を未来へという考えを基盤に、社会やステークホルダーに対して価値を提供することです。この目標の実現には、サプライチェーン全体での協調が求められます。また、アイシンでは、トルコの太陽光発電施設以外にも、ヨーロッパ地域で風力発電の運転を開始し、さらに再生可能エネルギーの活用を拡大しています。これらの取り組みは、社会全体のカーボンフットプリントを軽減し、持続可能な未来に向けた重要な基盤となるでしょう。

まとめ

アイシンのトルコにおける太陽光発電施設の開設は、同社の環境への強いコミットメントを象徴する出来事です。再生可能エネルギーの導入率が100%に達することで、アイシンは欧州地域でのエコフレンドリーな生産を実現し、環境保護に一層の貢献を果たしていくことでしょう。これからどのような新しい取り組みが展開されるのか、今後の動きに期待が寄せられます。