ゴルフ界の必需品、距離測定器の現状
近年、ゴルフのプレイスタイルが変化し、より多くのゴルファーが道具に頼るようになっています。その中でも特に注目されているのが、距離測定器。株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下GDO)の調査によると、約78.7%のゴルファーがこの便利な機器を所有していることが明らかになりました。
1. 幅広い層に普及する距離測定器
スコアごとに見ると、スコア100台のゴルファーの67.1%、110台のゴルファーでも48.1%が距離測定器を使っているという結果が出ています。さらに、120台の初級者層でも33%以上が所有しており、これは年に数回しかプレーしないゴルファー達にとっても定番アイテムとなっている証拠です。年2~3回ラウンドするプレーヤーの42.9%、年1回以下の方でも37.2%が所有していると答えており、幅広い施設でのニーズに応えています。
2. 選定理由:価格重視が最優先
さて、なぜこのような高い所有率が実現したのでしょうか。調査の結果、最も多い選定理由は「価格が安かったから」(43.1%)です。続いて「携帯しやすいから」(37.2%)や「操作が簡単だから」(33.3%)という意見が目立ちました。これらは、特に初心者にとって、使用時のストレスを軽減する重要な要素となっています。この結果からも、小さくて安価でありながら機能的な商品が多い現代の市場の影響が伺えます。むしろ精度や機能性を重視する層も存在し、「高度な計測機能」を重視する人も31.4%おり、一定のニーズがあることが分かります。
3. 距離測定器の効果とは
使用者からの意見として、距離測定器を使うことで「番手選びの迷いが減った」と感じている人がなんと88.3%。このことからも、実際のプレーに多大な効果があることが分かります。「ショットに自信が持てるようになった」という意見も67.1%、また「目測の精度が上がった」と答えた方も60.9%に達しています。これらの数値は、距離測定器が単なる計測器ではなく、プレーヤーの精神的な支えにもなっていることを示唆しています。
セルフプレーが主流の今日、この距離測定器は「自分で判断してプレーするための必携アイテム」として定着しています。特に、以前のようにキャディーに頼ることなくプレーする中で、その価値はさらに大きくなっています。
まとめ
このように、距離測定器は特に低価格で使いやすさを兼ね備え、多様なニーズに応じる商品として大いに支持されています。ゴルファーは、ただスコアを向上させるためだけでなく、プレーにおける安心感を得るための道具としても位置づけているのです。これからのゴルフ界では、こうした距離測定器がますます重要な役割を果たすことでしょう。
アンケート調査概要
本調査は2025年3月13日から3月19日までの間、Webアンケート形式で行われました。対象はGDOクラブ会員444,934人に対して、メールで協力を依頼し、4,780人が回答しています。
GDOについて
GDOは、2000年に設立され、ゴルフ業界への多様性を取り入れたサービスを提供しています。豊かな「遊び」を通じたライフスタイルを提案することで、より多くのゴルファーの皆さんに支持を受けています。