Face Records福岡新店舗オープンと昭和レコードの魅力が再燃

Face Records福岡新店オープンと昭和レコードの魅力

2023年4月24日、アナログレコード専門店「Face Records」が福岡に新たな店舗をオープンしました。そして、4月29日には昭和の日を記念して全国の5店舗で特別イベント『Face Recordsが探る「レコードと音楽文化の昭和100年」』を開催し、大きな反響を呼びました。これにより、多くの音楽ファンが昭和レコードへの関心を高めており、昭和の音楽文化が再評価されています。

福岡店の好調な売上

新店舗である福岡店は開店初月の1か月間、91台のレコードプレーヤーを販売し、1日あたり平均3.4台という結果を記録しました。この数字は、特に若い世代の支持を反映しています。昭和レコードに対する興味が、デジタルで育った次世代の音楽ファンにも広がっていることが伺えます。

洋楽の中ではクイーンやビートルズ、ジャズではマイルス・デイビスなどが高い人気を誇り、邦楽でも宇多田ヒカルや坂本龍一などが注目されています。

昭和の音楽文化への新たな興味

イベントや新店オープンを経て、昭和の音楽文化に対する関心が高まっています。多くの若い世代は、アナログレコード特有の音質や存在感に惹かれ、昭和のアーティストの楽曲を手に取るようになっています。この現象は、レコード文化が持つ独自の魅力が、彼らにとって新鮮で魅力的だという証でもあります。

アナログレコードの「2025年問題」

しかし一方で、「2025年問題」という課題も浮き彫りになっています。レコードを購入していた世代が高齢化する中で、昔のレコードを所有する若者が減少する懸念があります。多くのレコードが価値に気づかれず、廃棄される可能性が高まっているのです。この問題には、対策が急務です。

日本レコード協会のデータによると、1976年から1980年にかけてのレコード生産量はピークに達し、今後、これらのレコードが次世代に受け継がれずに失われてしまう危機に直面しています。

レコードの価値を次世代へ

Face Recordsでは、アナログレコードを単なる物の販売に留まらず、音楽やその時代の記憶を次世代へつなぐ「文化のバトン」と捉えています。価値をしっかりと理解した専門店によるサポートを通じて、レコードが将来的に廃棄されることなく、音楽文化が継承されるよう尽力しています。

未来を見据えた取り組み

Face Recordsは1994年の創業以来、中古盤を中心としたアナログレコード専門店として成長してきました。「音楽は巡る」をテーマに、レコード文化を次世代へ引き継ぐための多様な取り組みを行っています。また、廃棄レコードゼロを目指し、丁寧な査定や買取サービスを通じて、レコードの再流通を支援しています。音楽の魅力を未来に伝えるため、Face Recordsの活動は今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

会社情報

株式会社FTF（エフティエフ）の本社は東京都渋谷区に位置し、代表取締役は武井進一氏です。具体的な事業内容には、中古レコードやCDの売買、アナログレコード専門店「Face Records」の運営、さらには知識豊富なスタッフによる買取サービスがあり、音楽文化を次世代に引き継いでいく役割を担っています。公式サイトでは、さまざまな情報が提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。

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