新東工業の新たな挑戦
名古屋に本社を構える新東工業が、自社開発の可搬式地面反力計「フォースプレート by ZYXer®」の用途を大きく広げる取り組みを始めました。これまでこの計測器は主に研究施設やトップアスリートの動作解析に用いられていましたが、今後は学校教育や高齢者向けの体験イベントなど、より身近な場面で活用することが期待されています。
フォースプレートの特徴
「フォースプレート by ZYXer®」は、業界内でも最軽量の部類に入る約8kgという特長を持ち、移動や設置が非常に容易です。従来の地面反力計はサイズが大きく、専用の固定設置が必要だったため、使用可能な環境が限られていましたが、この革新的な設計により、様々なシチュエーションでの利用が可能となりました。
この計測器は、高精度の6軸力覚センサ技術を駆使しており、地面反力の計測を高い精度で行うことができます。この技術により、人がどのように力を発揮しているのかを、視覚的に理解しやすくすることができ、アマチュアスポーツや健康維持、さらに教育においても効果を発揮すると期待されています。
新たな体験型ゲーム「MOMO UP」
新東工業は、フォースプレートの活用を拡大するために、懸賞ゲームの「MOMO UP(ももあっぷ)」を開発しました。この体験型ゲームでは、参加者が脚を上げる速さを競うだけでなく、フォースプレートを利用して計測したデータに基づく得点が表示され、効率的に地面反力を発揮できているかを可視化することができます。これは、より公平で楽しく競争できる要素を提供し、大人から子どもまで楽しめる内容となっています。
実際の体験イベントの様子
2025年12月には、国立競技場で開催されたイベントにおいて、「MOMO UP」の体験会が行われ、多くの参加者が集まりました。このゲームに挑戦する子どもたちは、自分の得点を上げるために、楽しく考えながら体の動かし方を工夫していました。また、保護者からは「成長の変化を数字で見られるのは面白い」といった声が寄せられ、親子で楽しむ学びの場としても評価される様子が見受けられました。
未来に向けた展望
新東工業は「力が見えると世界が変わる」という理念のもと、フォースプレートを活用した体験型イベントの実施を通じて、研究やスポーツ界だけでなく、教育や健康促進の分野でもその可能性を広げていこうとしています。地面反力計測の進化は、今後の製造業の新たな展開を示すものでもあり、「社会を支えるモノづくり」の実現に向けた一歩となることが期待されています。
新東工業の取り組みは、技術革新がどのように私たちの日常に役立つかを示しており、今後の進展に注目が集まります。