SVOD人気の背景
2025-02-28 15:38:24

SVOD利用者が増加する中で映画館利用が減少する理由とは

最新の映像メディア利用状況



最近の調査によって、映像メディアの利用状況に大きな変化が見られることが明らかになりました。株式会社フィールドワークスと映像メディア総合研究所が実施した全国規模のネットアンケートでは、5000人以上の回答を基に、テレビ放送、映画館、DVD・ブルーレイ、有料・無料の動画配信といった各種視聴メディアの利用実態が分析されました。今回の調査結果は、映像コンテンツ市場の変化を把握する重要なデータとなりそうです。

映画館とDVD利用の減少



特筆すべきは、「映画館」と「DVD・ブルーレイレンタル」の利用率が顕著に減少している点です。コロナ禍明けからの2年目となる2024年ですが、社会的状況に大きな変化は見られず、利用率は前年からほとんど変わりません。しかし、映画館の利用は前年比で2.6ポイント、DVD・ブルーレイのレンタルも1.3ポイントの減少が記録されています。特に映画館に足を運ぶことが少なくなり、レンタルでの映像を楽しむ方法が厳しさを増していることが窺えます。

SVODの増加



その一方で、定額制動画配信サービス(SVOD)の利用は前年から2ポイント増加し、36.7%に達しました。特に「Amazonプライム・ビデオ」、「Netflix」、そして「U-NEXT」といったサービスはそれぞれ前年に比べて利用率を伸ばしています。これらのサービスは、ユーザーに多様な映像コンテンツを手軽に提供することで、その利便性とコストパフォーマンスの良さが高評価を得ています。

利用者のニーズの変化



SVODの人気が上昇している背景には、ユーザーのニーズの変化が影響しています。手軽さや視聴の多様性が求められる現代において、定額で豊富なコンテンツを楽しむことは多忙な生活を送る人々にとって大きな魅力となっています。また、コロナ禍で自宅でのエンターテインメントを楽しむ文化が根付き、家での視聴環境が整ったことで、さらなる利用者の増加が見込まれます。

調査の詳細



本調査は14年目を迎え、映像視聴メディアの利用状況についての経年変化が詳細に記録されています。調査対象には、映画興行、無料および有料テレビ放送、DVD・ブルーレイのレンタルや購入、無料動画サービス、定額型動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルセルが含まれています。調査結果は、映像コンテンツ市場の動向を把握する上での貴重な資料となるでしょう。

結論



映像メディアの視聴の仕方が変化する中で、SVODサービスの人気がますます高まっています。この傾向は、今後も続くと予測され、映画館やレンタルショップでは新たな戦略が求められるかもしれません。映像メディアの将来を見据えたサービス展開が、今後の課題となることでしょう。


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