「キャバレーテント」が能登半島を笑顔で包む復興プロジェクト！

能登半島に笑顔をもたらす「キャバレーテント」

2024年、能登半島は地震の影響を受けました。その後の復興の重要性が広がる中、珠洲市では地域コミュニティとの結束や心のケアが求められています。そこで新たに始まったプロジェクトが「キャバレーテント」です。これは、震災で傷ついた地域を元気づけるための取り組みであり、ダンスを通じて人々に楽しみと癒しを提供することを目的としています。

さいはてのキャバレーの解体

かつて「さいはてのキャバレー」は、珠洲の港にあり、多くの人々が集うアートと文化の交流拠点でした。しかし、震災の悪影響を受け、2024年6月に惜しまれつつもその姿を消すことが決まったのです。この場所ではバーレスクや音楽ライブ、さらにはワークショップなど多彩なイベントが行われ、地域のコミュニティの活気を支えていました。解体を惜しむ声が高まる中、新しい居場所の必要性が強く感じられています。

地域の復興を支える舞踊家たち

珠洲出身のバーレスクダンサー、AYA mermaidと地域文化の保存活動を行っているMasamiは、震災後それぞれのスキルを生かし、瓦礫処理や炊き出し、イベントの開催を続けてきました。彼女たちの活動は、ただの支援を越え、個々の持つ影響力で地域に新たな風を吹き込むものとなっています。例えば、2025年には屋根修理ボランティアや、復興イベントの出演を行い、地域の復興に尽力してきました。

ダンスによる支援

二人は「ダンサーだからこそできる支援がある」と考え、心と体を解放し、人々に笑顔をもたらす力に注目しました。彼女たちのビジョンは、かつての「さいはてのキャバレー」のように、人々が集い、楽しむ場を再生することです。そこで企画されたのが『キャバレーテント』なのです。

このイベントは定期的に開催され、人々が集い楽しむことで、参加者同士の交流や心の癒しを促進します。ただのパフォーマンスでなく、地域住民が共に丹念に時間を重ねていくプロセスが大切にされています。入場者はライブパフォーマンスを楽しみつつ、美味しい料理を共に味わい、つながりを育む場となります。

キャバレーの煌めきを再び

「キャバレーテント」は、2025年1月から定期的に開催されます。それぞれのイベントでは、珠洲の地域アーティストたちが出演し、エネルギーに溢れたダンスと歓談のひとときを提供します。参加者は、被災者に対しては入場料が無料で提供されるため、地域の文化を楽しむ手助けを行い、活気あるコミュニティづくりを目指します。

次回のイベントは、

- 日時: 2025年1月18日、2月15日、3月4日
- 会場: CAFE BAR &kitchen 惚惚（珠洲市）
- 料金: 2000円+1ドリンク（被災者は無料）です。

主催はキャバレーテントとkanazaWAZA研究所、アーツカウンシル金沢から支援を受けています。