JAF中国とマツダが結んだ交通安全と防災の新しい協定

JAF中国とマツダの新たな連携協定締結

6月24日、JAF（一般社団法人日本自動車連盟）中国本部は、マツダ株式会社との間で「交通安全・防災活動等に関する包括的連携協定」を締結しました。この取り組みは全国初の試みとなり、両者の協力によって地域社会の安全と安心を向上させることを目指しています。

交通安全と防災のための一歩

この協定は、2017年頃から強化されてきた両者の連携に基づき、特に防災活動に焦点を当てたものです。2021年からは広島市の各学校で「JAF広島支部交通安全みらいプロジェクト」を進行中で、今回の連携協定では新たに防災をテーマに加え、より多角的な取り組みが期待されています。

これにより、両者の専門知識を活かし、交通安全活動の一環として更に地域に貢献していくとしています。協定締結式では、具体的な一環として「道路冠水時水圧体験ドア」の発表も行われました。

道路冠水時水圧体験ドアとは？

「道路冠水時水圧体験ドア」は、実際の冠水時にドアを開く際にかかる水圧を疑似体験できる機材です。実車のドアとシートを利用したこの機材は、水深60cmに冠水した状況での水圧をシミュレーションするための専用スプリングが搭載されています。参加者は、この装置を使って実際にドアを開ける感覚を体験し、冠水時の危険性についての理解を深めることができます。

この取り組みは、JAF中国本部が主導する防災や交通安全に関連した啓発活動の一環として、多くの市民や学生が利用する予定となっています。

地域社会への貢献

JAFとマツダの連携は、単なる組織間の協力にとどまらず、地域社会全体の防災意識を高め、交通安全を促進するための強力な手段となります。今後も両者は、共に手を携えながら新たな取り組みを進め、安全で安心な生活環境の構築に寄与していくことでしょう。

皆さんも、自動車を運転する際はもちろん、万が一の事態に備えて防災について学んでおくことが重要です。この取り組みを通じて、私たち自身も交通安全と防災に関連する知識を身につけ、より良い地域社会の実現を目指していきましょう。