東京2025世界陸上、カーボンクレジットでCO2削減に向けた新たな一歩

東京2025世界陸上競技選手権大会が、カーボンクレジットを利用してCO2排出量削減に取り組むことを正式に発表しました。この取組は、大会の持続可能性を実現するための重要なステップであり、大会を主催する公益財団法人東京2025世界陸上財団と、公式イベントサポーターである東京ガスが協力しています。

取り組みの背景

大会は、世界中の200以上の国と地域からトップアスリートや観客が集まります。しかし、こうした大規模なイベントでは、避けられないCO2排出が避けられません。そのため、地球規模の温室効果ガス削減を図るため、信頼性の高いボランタリークレジットを活用し、国際的なSDGs（持続可能な開発目標）への貢献を目指します。

特に、東京ガスが提供するカーボンクレジットは、国際的に認められた基準に基づいて評価されたものです。これにより、大会の持続可能性への配慮が実現され、未来の国際スポーツの新しい基準である“東京モデル”を確立することにつながります。

財団と東京ガスの役割

東京2025世界陸上財団は、持続可能性を重視した大会運営を実現するために、昨年4月に策定したサステナビリティプランに基づいています。このプランでは、リーダーシップや持続可能な生産など、６つの柱に沿って大会を運営することが定められています。

一方、東京ガスは2050年のカーボンニュートラルの達成に向け、天然ガスの高度利用を進め、脱炭素化技術の導入を目指しています。特にカーボンオフセット都市ガスの活用は、カーボンニュートラル社会に向かっての重要な手段であり、信頼性の高いカーボンクレジットの販売を通じてこれを支援しています。