女子サッカーの普及
2025-03-14 08:33:53

女子サッカーの未来を切り開く!中田久美理事らが語る普及の鍵とは

女子サッカーの未来を切り開く!中田久美理事らが語る普及の鍵とは



3月8日、「JFA女子サッカーデー」を迎え、サッカー界における女性の活躍を支援する重要な活動が繰り広げられました。この日は、日本フットサルトップリーグ(以下「Fリーグ」)の中田久美理事、鈴木万紀子理事、そして立川アスレティックFCレディースの藤田実桜選手との対談が行われ、特に「もっと女性にプレーしてもらうにはどうしたらいいか?」というテーマで意見が交わされました。

サッカーとバレーの競技人口の格差



藤田選手は過去に男子チームでのプレー経験を持ちながら、女子のみのチームの少なさに疑問を感じています。サッカーの競技人口は、男性が229万人に対し女性は50万人と、その差は歴然としています。これに対し、バレーボールでは女性の競技人口が男性を上回っている状況です。この違いは何に起因するのでしょうか?

「女性らしさ」というイメージが大きな要因かもしれません。藤田選手は自身の体験を通じて、幼少期から親が女子らしい活動を望んでいたことが影響していたと語ります。バレーボールは家庭環境に馴染みやすく、みんながやっている競技であったため、抵抗感が少なかったと言います。一方、フットサルやサッカーには男性らしさが強く結びついていると感じています。

選手の影響力と環境の改善



鈴木理事は、憧れの選手の存在が競技人口の増加に寄与していることを指摘します。なでしこジャパンの活躍が女子サッカーの認知度を高め、競技者を増やす一因となったのです。このような先輩たちの影響は実際に大きく、藤田選手も友人の影響を受けてサッカーの世界に入りました。

では、今後どうすればより多くの女性がサッカーやフットサルを始めるきっかけとなるのでしょうか?中田理事は、フットサルや他の室内スポーツとのイベント開催を提案します。例えば、体育館を活用し、様々なスポーツを楽しむ機会を設けることが有効でしょう。

さらに、鈴木理事は、コミュニティを活性化させるために、異なるスポーツ間での連携が重要と強調しています。例えば、ウーマンアスリートプロジェクトなどで他の競技との協力を進めることで、一層の普及が可能になるのです。

フットサルの魅力を伝える



フットサルは実は女子が入りやすいスポーツだと鈴木理事は考えています。そのため、フットサルの基本技術を紹介する動画を配信したり、美容や健康に役立つ要素を取り入れたエクササイズを推進することが新たな層の関心を引く一助になると奨励します。自宅でできる活動を通じて、女性にフットサルの魅力を伝えていきたいとの意見が上がりました。

藤田選手自身も、自ら取り組むべきポイントとして、幼少期からのフットサルやサッカーへの接触機会の増加、ママさんフットサルの推進、女子サッカーの試合観戦機会の増加を提出。これらが改善されることで、競技人口増加の循環が期待できるとしています。

未来へのビジョン



女子サッカー界が更なる発展を遂げるためには、選手、スタッフ、そしてファンが一丸となって取り組む姿勢が必須です。中田久美理事、鈴木万紀子理事、藤田実桜選手の対談を通じて、女子サッカーの将来を明るくするための道筋が見えてきました。今後の取り組みにも期待しています。次回の記事では、女子フットサルのさらなる発展を目指して、史上初の女子ワールドカップに向けた新たな挑戦をお届けします。


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