130年の伝統を受け継ぐ松竹が贈る初のオークション開催

松竹「アーツアンドクラフツ」プロジェクト概要

松竹株式会社は、創業130周年を記念して、特別なプロジェクト「松竹アーツアンドクラフツ」を始動しました。このプロジェクトは、エンターテインメントの制作を支える職人たちの技術やその魅力を広め、さらなる活躍の場を提供することを目的としています。第一弾として、2025年5月・6月に行われる歌舞伎興行に関連したオークション「松竹創業130周年記念オークション」が予定されています。

オークションの詳細

このオークションでは、尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露と、尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露に関連する貴重な衣装や道具が出品されます。特に、以下のアイテムが注目を集めています。

- 赤綸子雲霞枝垂桜繍振袖着付 （『京鹿子娘道成寺』より）：最低入札価格1000万円
- 黒縮緬駕籠目に菊染物柄裾模様赤縮緬裾振袖着付 （『弁天娘女男白浪』より）：最低入札価格300万円
- その他の小道具や大道具も含み、種類豊富なラインナップが展開されます。

入札は2025年5月24日（土）12時から受付開始となり、多くのアートファンや歌舞伎愛好者が参加すると期待されています。

プレビュー展示

オークションに先立って、出品物の一部は「六月大歌舞伎」の公演期間中に歌舞伎座のロビーで展示されます。観劇されるお客様のみがご覧いただける特別な機会です。

参加方法

参加希望者は、オークションの前に事前入札を行う必要があります。事前入札の受付は、一般のアイテムと「押隈」に分かれており、各期間が設けられています。オークション当日は、現地での参加も可能ですが、事前に申し込みが必要となります。

また、オークションに関連した映像も公開され、職人たちの技術や情熱が伝わる姿を多くの方に見ていただくことができます。この映像では、普段目にすることのできない製作過程が映し出され、歌舞伎やそのものづくりの魅力を深く感じることができる内容となっています。

職人たちの技を知る

このプロジェクトを通じて、松竹は職人たちの存在を認知してもらう機会を創出します。職人たちが長年積み重ねてきた技術や情熱が、歌舞伎の舞台や映画に命を吹き込んでいることを実感できます。彼らの仕事には、確かな技術力だけでなく、情熱や創意工夫が詰まっています。このオークションを通じて、そんな職人たちの魅力を間近で感じ、彼らの手に触れられる貴重な品々を手に入れることができる機会が提供されるのです。

未来への支援

オークションで得られた収益の一部は、職人たちに還元され、今後の舞台制作へと活かされる予定です。このような仕組みは、歌舞伎の伝統を次世代へと繋げる重要な基盤となるでしょう。職人たちの技を尊重し、支援することで、松竹はこれからもさらなる発展を目指します。

最後に、オークションを通じて歌舞伎を支える職人たちの魅力に触れることができるこの機会を、ぜひお見逃しなく！詳細については公式HPをぜひともご確認ください。