運動不足を自覚する生活者の実態を探る
最近の調査によると、約8割の人々が自身の運動不足を自覚していることが明らかになりました。特に、運動を継続するための最大の壁は「モチベーションの維持」であり、多くの人がこの課題に直面しています。
TOPICS①: 約8割が運動不足を実感
街頭調査やインターネット調査を通じて得られた結果から、日常的に運動不足を感じている人は79.4%に達します。具体的には、「よく感じる」と回答したのが39.7%、一方で「時々感じる」という回答が36.7%という結果でした。運動を続ける上での主な障害は、1位が「モチベーションが続かない」で31.1%、次いで「体力が続かない」が19.2%、最後に「時間がない」が16.1%となっています。この調査からは、運動を続けたくてもそれを障害する要因が多いことが見て取れます。
TOPICS②: 運動する習慣の男女差
「ほとんど運動をしない」と回答した人は全体の38.9%にのぼります。対照的に「ほぼ毎日運動している」人は19.8%で、習慣的に運動を行う人が過半数の半分以上とも言えます。また、男女別に見ると、男性の方が運動を習慣化している傾向が強いことがわかりました。女性は運動をしない理由として、家事や育児など他の用事が多いことが影響している可能性が考えられます。
TOPICS③: 健康維持が運動開始の動機
調査によると、運動を始めるきっかけとして最も多かったのは「健康維持のため」であり、全体の6割を超えています。特に70代では84.6%に達します。逆に10代では体重管理のためが最も高く、こちらも36.4%の割合を示しています。このように、年代によって運動を始める動機が異なることが興味深いです。
TOPICS④: 運動の場所
運動を行う場所として最も多いのは「近所の公園・屋外」で49.7%、次いで「自宅」が45.8%となっています。ジムなどのフィットネスクラブの利用が16.7%と少数派であり、利用者の中では「週1~2日程度」通う人が最も多いという結果が出ています。費用がかかることや利用しにくいという理由から、ジムを避ける人も多いのかもしれません。
TOPICS⑤: 運動の効果
運動をしてよかったと感じる点について調査した結果「気分がリフレッシュする」という回答が37.7%とのこと。「体調が良くなった」という実感は特に高年層に多く見られ、70代では4割近くの人が実感しています。しかし、若い世代の回答が低いことから、高齢者ほど運動の効果を理解している可能性があると言えるでしょう。
まとめ
この調査から、運動不足とその継続を妨げる要因、また運動を行うことで得られる多くのメリットが浮き彫りになりました。私たちはこうした情報を参考にし、より良い健康管理を実践することが求められています。全体として、生活者がより快適で健康な生活を送るための方策を模索することが、今後ますます重要になるでしょう。