カラオケの新スタイル「サビカラ」とは?
最近のカラオケブームで注目を集めているのが、歌の「サビ」だけを歌う新しいスタイル、「サビカラ」です。JOYSOUNDを展開する株式会社エクシングが発表したこのランキングは、カラオケの楽しみ方をさらに広げるものとなっています。特にZ世代を中心に人気が高まり、限られた時間の中で最大の満足を得ようとする「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視したスタイルが新たなトレンドとなっています。
サビカラの基本スタイル
「サビカラ」は、前奏やイントロを飛ばし、最も盛り上がる「サビ」部分だけを歌うスタイルです。これにより、曲を1分以内に歌い切ることが可能になり、たくさんの曲をスピーディーに楽しむことができます。このスタイルは特に、大人数のカラオケでの利用にぴったりです。限られた時間帯であっても、充実したカラオケ体験が得られるため、多くの人々が関心を寄せています。
注目の「サビカラ」ランキング
さて、今回のランキングで最も歌われた曲は、CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」です。この曲はポップで中毒性のあるメロディとキャッチーな歌詞が特徴で、TikTokをはじめとする動画投稿サイトで大人気となっています。「サビカラ」では、この曲が38秒に短縮されており、短い時間で思い切り楽しむことができます。
さらに、王道アイドルソングとして知られるFRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」も22位にランクイン!ノリのよいメロディと振り付けが話題となり、Z世代に幅広く受け入れられています。SNSでバズることで「サビだけしか知らない」という人も多く、おなじみの楽曲が選ばれる傾向が見られます。
音楽の幅広いジャンル
「サビカラ」では、aiko「カブトムシ」、ポルノグラフィティ「サウダージ」、HY「366日」などのカラオケ定番曲も人気を集めています。これらの楽曲は世代やジャンルを超えて多くの人に知られるため、一体感が生まれやすく、場の雰囲気を一気に盛り上げることができます。さらに歌詞やメロディを完全に覚えていない場合でも、サビの部分のみで楽しめる点が人気の理由です。
年代別ランキングの傾向
年代別に見てみると、特に若年層の10代〜20代では、ポルノグラフィティの「サウダージ」が通年で高評価を獲得。さらには、2004年にリリースされたレミオロメンの「粉雪」も上位にランクインしており、近年注目されている「エモさ」が若者の心を打っている様子がうかがえます。これらの楽曲は、動画投稿サイトでの共有をきっかけにリバイバルヒットを果たし、多世代からの支持を集めています。
様々な世代に響く「サビカラ」
30代〜40代の世代では、バラードの定番である一青窈の「ハナミズキ」やEvery Little Thingの「Time goes by」が人気を博し、郷ひろみの「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」といったショートでも盛り上がれる楽曲も上位に位置付けられています。
さらに、50代〜60代になると中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」や松田聖子の「青い珊瑚礁」といった名曲が選ばれる傾向が強く、その世代の記憶に残る楽曲が多く登場しています。
最後に、幅広い年代で人気を集めている薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃“夢の途中”」は、高得点を狙いやすい「サビカラ」としても知られています。短時間で気軽に盛り上がれるため、皆さんもぜひ「サビカラ」を取り入れた新しいカラオケの楽しみ方に挑戦してみてください!
※「サビカラ」は株式会社エクシングの登録商標です。