ジョン・ボーナム特集の最終楽章
2025年9月16日、株式会社リットーミュージックが発行する『リズム&ドラム・マガジン2025年10月号』が発売された。今回の号は、伝説的ドラマー・ジョン・ボーナムの特集が大幅にボリュームアップされ、没後45周年という節目を迎えた彼の“真像”に迫る内容が盛り込まれている。
ジョン・ボーナムの魅力を再発見
レッド・ツェッペリンのドラマーとして知られるボンゾ。彼の音楽の影響力は、時間が経つにつれてますます強くなっている。彼の生涯と業績を探る今回の特集は、100ページを超える永久保存版であり、音楽ファンにとって必見のコンテンツが満載だ。
特集のタイトルは『JOHN BONHAM: the CODA』。映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』の公認を記念し、関連のインタビュー、ボーナムが影響を受けたドラマーや音楽の分析が展開される。スタントン・ムーアやジョジョ・メイヤーがボンゾのスタイルを解説し、さらにはブライアン・ティッシーや大間ジロー、クラカズヒデユキなどボンゾに多大な影響を受けたドラマーたちのインタビューも収録されている。
多角的な視点での表現
これまでとは異なる切り口から描かれるボンゾの魅力は、新たな発見をもたらす。レッド・ツェッペリンのメンバーが語るアーカイヴ・インタビューも含まれ、プロ・ドラマー58名と読者150名以上からの“名演投票”の結果も発表されている。また、彼が愛用していた機材とそのサウンドについても詳しく探求され、独自のスタイルと影響力がこの特集で改めて浮かび上がる。
特別企画:受け継がれるドラミングのDNA
また、この号の特別企画として、ジョン・ボーナムの息子でプロドラマーのジェイソン・ボーナムに焦点を当て、「受け継がれる“ドラミング”のDNA」と題した対談が行われている。河村“カースケ”智康と河村吉宏の兄弟対談や、金子ノブアキ、SATOKO、青山英樹、マーカス・ギルモアたちに“ドラマーのDNAは受け継がれるのか”というテーマでインタビューした内容も掲載され、興味深い見解が交わされている。
プレゼント企画も魅力
この特集号には、以前の特集の内容をまとめた付録小冊子も付いており、ジョン・ボーナムの脚跡と業績を振り返ることができる。また、ドイツの有名ドラムメーカーSONORの150周年記念特集や、LUNA SEAの真矢とRYUICHIのインタビューも盛り込まれており、多彩な内容が楽しめる構成となっている。
音楽メディアとしての役割
リットーミュージックは、音楽関連の情報を発信するメディア事業を展開しており、読者に向けた特集や連載を通じて、音楽の魅力を広め続けている。今回の特集号は、音楽愛好者だけでなく、ドラマーを目指す新世代のプレイヤーにも大いに刺激を与えることだろう。音楽の歴史を再確認し、次世代に繋がる重要な一冊となることが期待される。
『リズム&ドラム・マガジン2025年10月号』は、特別定価2,530円、詳細は
こちらで確認できる。音楽の魅力が詰まった一冊を手に取ってみてはいかがだろうか。