TGMがSTEM支援
2025-10-21 11:35:53

TGM Grand PrixがSTEM Racing Japanに協力、次世代の才能を育成へ

TGM Grand PrixがSTEM Racing Japanのアドバイザーに就任



自動車レーシングチームのTGM Grand Prixは、次世代を担う学生たちの育成を目的とした「STEM Racing Japan」のアドバイザーに就任したことを発表しました。このプログラムは、Formula 1が支援する教育イニシアチブであり、学生が自ら設計・製作したミニチュアF1®カーを使ってスピードを競い合うものです。

STEM Racing Japanとは



STEM Racingは、6歳から19歳までの学生を対象にしたプログラムで、学生たちは20メートルの直線トラックで自身が手掛けたミニチュアF1®カーを走らせます。この競技では、速さだけでなく、設計や製作、さらにはプレゼンテーション、ポートフォリオ作成、スポンサー獲得など、多角的なスキルが求められます。学生たちは、チームワークやエンジニアリングの知識、プロジェクト管理の手法を実践しながら学び、将来に向けた基盤を築いていきます。

STEMという言葉は、「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の頭文字を取ったもので、これらを統合的に学ぶ教育分野を指します。STEM Racingは、学生が実社会で必要とされるビジネススキルを身につけるための実践型プロジェクトであり、このプログラムにTGM Grand Prixが参加することは、学習への新たな可能性を提供することになります。

プロフェッショナルによる教育



一般社団法人STEM Academyの水野順子氏は、TGM Grand PrixがSTEM Racing Japanに加わることを喜び、プロフェッショナルと学生が繋がることの重要性を強調しています。実際のレース現場で技術革新に取り組む専門家と学生が協力することで、学びがより具体的になり、貴重な経験を得られるとしています。このプログラムは、単なるミニチュアカーのレースではなく、課題の分析から解決策の提案、戦略立案や予算管理といったビジネススキルの習得が求められるものです。TGM Grand Prixの豊富な経験が、次世代のイノベーター育成に大きな影響を与えることが期待されています。

次世代のエンジニア育成



株式会社セルブスジャパンの代表取締役、池田和広氏も、TGM Grand PrixがSTEM Racing Japanに関与することを誇りに思っています。モータースポーツの現場は、競技の場であると同時に技術革新の実験室でもあると池田氏は語ります。参加する学生たちが自分たちの手でミニチュアF1®カーを設計し、技術的な挑戦に取り組む様子は、プロフェッショナルの姿そのものです。TGM Grand Prixは、学生たちが社会で活躍できる力を身につける手助けを行い、モータースポーツと教育の融合を目指していくとしています。

未来への挑戦



TGM Grand Prixは、2023年に設立されたばかりのチームでありながら、国内最高峰のフォーミュラカーレース「SUPER FORMULA」で2度のポールポジションを獲得する実績を持っています。2024年には、日本人として初となる女性ドライバーを起用する予定で、さらなる挑戦を続けていく姿勢を示しています。今後もAIや自動運転といった新技術に挑みながら、モータースポーツを通じた社会貢献を推進していくことでしょう。

このように、TGM Grand PrixのSTEM Racing Japanへの協力は、次世代の才能を育てるだけでなく、モータースポーツと教育が交わる新しい価値を生み出す大きな一歩となることでしょう。


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