野球の夢を育む「バットになる新聞広告」
2025年5月2日、岩手日報社は「バットになる新聞広告」を再び掲載します。この試みは、子どもたちに野球の世界を知ってもらうことを目的としており、2021年に注目を集めた自社広告が約4年ぶりに帰ってきます。
野球離れの現状
岩手県では近年、地上波のテレビ放送が減少した影響で、子どもたちの野球に対する関心が薄れてきています。15年間で県内の野球チーム数は約4割も減少。野球に触れるきっかけが不足しているため、子どもたちが野球のルールを知らないという声も多く聞かれます。
また、空き地が少なくなり公園での遊びも制限され、小学校の体育で野球を学ぶ機会も限られています。これらの問題を受けて、岩手日報社は「次の岩手育ちのプロ野球選手を誕生させるためのきっかけを作りたい」という思いから再掲載を決定しました。
新聞でのアプローチ
「バットになる新聞広告」は、家庭に届く新聞を利用した新しい取り組みです。広告を新聞の表面として活用し、丸めることでバットに早変わり。また、丸めた新聞で作ったボールを打つ「新聞野球」を提案することで、家の中で手軽に野球を楽しむ方法を提供します。親子で一緒にルールを学びながら、自然と野球に親しむきっかけとなることを狙っています。
この広告は、前回の掲載時にも多数の温かい反響をいただきました。「家の中でも楽しめる方法がある」というアイデアが多くの家庭に受け入れられ、子どもたちの未来にプラスとなる活動として評価されています。
変わらぬ思い
岩手日報社の「バットになる新聞広告」は、ただの広告に留まらず、地域の若者たちに希望を与える存在です。現地出身のプロ選手が世界で活躍している今こそ、地元の子どもたちにも夢を与えられるようにとの願いが込められています。SNSやテレビ番組でも取り上げられ、新たな話題を提供することで、より多くの子どもたちに野球の楽しさを知ってもらえるのです。
2025年の5月に再登場するこの広告は、岩手日報社のホームページやYouTubeチャンネルで詳細なプロモーション動画も公開予定です。興味がある方はぜひチェックしてみてください。家の中でも気軽に野球を楽しむ、新しい形を提案するこの試みが、子どもたちの未来を輝かせる一助になることを願っています。
お問い合わせ
本取り組みに関する質問や詳細については、以下の連絡先までお問い合わせください。
岩手日報社 柏山弦(かしやまげん)
メール: kashiyama.gen@iwate-np.co.jp
電話: 019-653-4119
「バットになる新聞広告」を通じて、皆さんと共に新たな野球の楽しさを発見していきましょう。