海洋問題への意識向上を目指す『NCCふるさとCM大賞』海洋部門新設
一般社団法人NEXTながさきごみゼロプロジェクトが行う「NCCふるさとCM大賞」は、地域の魅力を30秒の映像に凝縮するコンテストです。今年度は特に重要な海洋問題に焦点を当て、海洋部門を新設しました。これは、長崎県の豊かな海岸線を持つ地域で生活する人々が、身近な海洋問題をどのように捉えているのかを映像を通じて伝える試みです。
ふるさとCM大賞の概要
今回の第21回ふるさとCM大賞は、2025年10月10日から作品募集が開始されます。応募者は、自身のふるさとに対する愛を映像で表現し、海洋問題についての考察を促す効果を狙っています。応募期間は2026年1月9日までで、表彰式は2026年3月上旬、番組放送は同年3月下旬に行われる予定です。
この取り組みには、日本財団が推進している「海の日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」が関与しており、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分のこととして受け止め、共に海を守っていくための意識向上を目指しています。長崎県は全国で2番目に長い海岸線を有し、多様な海洋問題に直面しています。そのため、地域住民が制作するCMを通じ、これらの問題を広く認知することが求められています。
特別審査員の紹介
特別賞の審査には、長崎の海でプロダイバーとしての経験を持ち、YouTube「スイチャンネル」の運営者でもある中村拓朗さんが加わります。彼の活動は、若者からの支持を集め、海の環境問題や生物多様性についても広く啓発しています。中村さんは、視聴者に海洋の美しさとその守り方を伝えることで、CM制作に参加する全国の応募者に新たな視点を提供することでしょう。
参加方法
応募は、公式ウェブサイトの専用フォームから簡単に行えます。地域愛溢れるCMを制作して、海洋問題に対する意識を高めるチャンスを、是非ご活用ください。
意義
海洋ごみ問題は、今や世界的な課題です。しかし、地域の力を借りてその問題に光を当て、具体的な行動を促すことが、私たちの次の世代への責任でもあります。長崎県の特性を生かし、未来の海を守るために市民が一体となって行動することが、この大賞の目的でもあります。
結論
「NCCふるさとCM大賞」での海洋部門の新設は、地域社会における海洋問題への意識を促進し、私たちの未来を守るための一歩です。こうした取り組みが全国に広まることで、参加者一人ひとりが海洋問題に対する意識を高め、地域社会全体で持続可能な未来を築くことが期待されます。ぜひ、多くの応募をお待ちしています。