佐賀の魅力が詰まった映画『架空の犬と嘘をつく猫』制作発表
今年、デビュー10周年を迎える人気作家の寺地はるなさんによる初映画化作品『架空の犬と嘘をつく猫』が注目を集めています。この作品は、佐賀県を舞台にした心温まる物語で、全編が佐賀県内の美しい風景の中で撮影されることが決まりました。
物語の背景
『架空の犬と嘘をつく猫』は、昭和から平成にかけての30年間を描いた物語で、破綻した嘘を重ねる家族の姿が描かれています。主人公の山吹は、家族の関係に苦しみながら成長し、やがて本当の家族の姿を知ることになります。この小説は、寺地さんが育った佐賀の風景や思い出を元に創作されたものであり、佐賀県の持つ魅力を余すところなく表現しています。
映画化への道筋
映画化の発表は、寺地さんと制作チームが山口県知事を訪問した際に行われました。寺地さんは「映画化されることになり、本当に嬉しいです。佐賀には美しい場所がたくさんあり、その映像が素晴らしい映画に仕上がる自信があります」と語りました。
知事も「地元出身の作家がデビュー10周年を迎えるにあたり、全編が佐賀で撮影されることを嬉しく思っています。どんな作品になるのか楽しみです」と期待を寄せました。
映画公開に向けた準備
この映画は2024年4月に公開予定で、佐賀県フィルムコミッションの支援のもとで制作が進められています。寺地さんは、作品の制作に関与し、地元の美しさを映し出すことに大きな熱意を持っています。
映画の公開に先立ち、寺地さんは佐賀市内の書店を訪れて映画化の報告とともに、数量限定のサイン本も販売しています。この機会に、ぜひ手に取ってみてください。
佐賀県フィルムコミッションの役割
佐賀県フィルムコミッションは、地域の魅力を発信するための役割を果たしており、映画やドラマなどのロケ誘致を行っています。地元の人々が参加することで地域活性化も促進されており、新たな魅力の発掘にもつながっています。
結論
『架空の犬と嘘をつく猫』は、ただの映画ではなく、地元佐賀の文化や風景を映し出す重要な作品です。地元出身の作家が生み出した物語が、どのように映像化されるのか、今から楽しみです。ぜひ、映画が公開された際には、佐賀のことを思い返しながら観に行きましょう。