MIKASA新サッカーボール「ALMUNDO」、全国高校選手権公式球に決定

MIKASAの新サッカーボール「ALMUNDO」登場！

広島に本社を置く株式会社ミカサは、創業から100年以上の歴史を誇る競技用ボールのメーカーで、これからのサッカーシーンに新たな風を吹かせるサッカーボール「ALMUNDO」（アルムンド）を発表しました。この新しいボールは、2025年度の第104回全国高校サッカー選手権大会の公式試合球として使用されることが決定しました。

ALMUNDOの基本情報

- 製品品番: FT550D-BLBS
- 参考小売価格: ￥9,000（税抜）
- FIFA Quality PRO に認定されている検定球（5号球）です。

このALMUNDOは、サッカープレイヤーにとって非常に重要な要素である「快適さ」と「パフォーマンス」を向上させるために、いくつかの革新的な技術が施されています。具体的にどのような特徴があるのか、以下にご紹介します。

吸水率の大幅削減

新たに導入されたシーム接着製法により、パネルの隙間からの水の浸入を防ぎ、従来品と比較して吸水率を大幅に削減しました。これにより、雨天時でもボールの重さに変化が少なく、選手はより快適にプレーすることができるようになります。

新しい糸巻きチューブとパネル構造

ALMUNDOでは、糸巻き用に強撚糸を使用した独自の製造方法が採用されています。この新しい糸は従来品よりも伸縮性に優れ、柔らかくなっています。結果として選手への負担が軽減され、パネルには布層が追加されており、ボールのインパクトがより直接的に伝わるようになりました。

表皮素材の向上

新たなエンボス形状により、グリップ性能が向上しています。微細なシボが施された表面は、全方向に摩擦力を発揮し、スローイン時やキック時に滑りにくい特性を持っています。この進化は選手たちの技術をより引き出す要素と言えるでしょう。

デザインの魅力

新しいデザインは「翼」をモチーフにしており、選手の飛躍（成長や進歩）を象徴しています。また、矢絣（やがすり）の模様には「不幸を取り払い、幸せを射抜く」という日本の古来からの意味が寄せられており、「勝利を射抜く、世界に向かって突き進むプレーヤー」の姿を映し出しています。

「ALMUNDO」という名称はスペイン語で「Al Mundo＝世界へ」という意味の造語であり、サッカーを愛する全ての人々と共に世界に羽ばたくというミカサの願いが込められています。