新作「Recursive Flesh」の公開とその意義
2026年の3月、オーストラリア・ブリスベンにて、著名なパフォーマンスアーティストのステラークと、プログラマー兼アーティストの真鍋大度が共同制作した新作「Recursive Flesh」が披露されます。この特別なデモンストレーションは、世界的な科学イベント「World Science Festival Brisbane」の一環として行われ、会場には多くのアートファンや科学愛好者が集まることでしょう。
開催概要
- - 日時: 2026年3月24日(火)5:00~6:00 PM(開場:4:30)
- - 場所: The Block (Z3), 3 Gona Parade, Kelvin Grove QLD 4059, Australia
- - 料金: 無料
- - 定員: 50名(事前予約なし、先着順)
このデモンストレーションでは、ステラークと真鍋が「身体」というテーマを再考し、身体の可能性を探る取り組みを発表します。
「Recursive Flesh」という新たな試み
「Recursive Flesh」は、1970年代から続く身体拡張の実践をもとに、ステラークが前衛的なアート作品を制作し、真鍋がテクノロジーの観点からそのシステムをデザインしています。この作品は、身体とAI、さらには仮想身体との相互作用をテーマとしており、フィードバックループを通じて展開されるリアルタイムで生成されるプロセスを目の当たりにできます。
このプロジェクトが追求するのは、「主体性」や「身体の所在」という問いであり、これらのテーマは枠組みに留まらず、実際に観客の目の前で具現化されます。真鍋はシステムの設計と実装を通じてそのプロセスを推進し、ステラークは自身の身体を使ってその挙動を示します。
ステラークと真鍋大度の背景
ステラークは、オーストラリア出身のパフォーマンスアーティストで、身体やテクノロジーに関する深い考察を続けてきました。彼の作品は、バイオテクノロジーやロボット工学を通じて新しい身体概念を模索しています。彼の代表作には「第三の手」や「耳を腕に埋め込む」プロジェクトなどがあります。
一方、真鍋大度は東京生まれで、音楽とプログラミングの共通点を探求してきました。彼は、体験や感覚を基にした音楽生成の方法論を学び、現在はアートとテクノロジーを融合させた多彩な活動を展開しています。特にPerfumeとのコラボや、リオ五輪の演出など、広範なフィールドで影響力を持つ彼のスタイルは、常に最前線にいます。
関連イベントと基調講演
さらに、3月26日にはクイーンズランド州立美術館にて、ステラークの基調講演が行われます。この講演では、彼のアートに対する視点や執着、身体とテクノロジーの関係について深く掘り下げることでしょう。講演の後、会場でのトークセッションも予定されており、多くの参加者にとって刺激となる機会です。
このように、今後の2週間にわたるイベントは、「Recursive Flesh」という作品が示す新たな身体概念の探求を通じ、アートとサイエンスの融合を体験できる貴重な場となります。身体の形を再考させるこのプロジェクトにぜひご期待ください。