リーディングドラマ『終わった人』の全国ツアーが決定!
2023年、観客に感動と笑いを届けた朗読劇『終わった人』が再び観客の前に姿を現します。主演の中井貴一とキムラ緑子が共演し、2026年春には全国14カ所、20ステージを舞台にした全国ツアーを行います。この作品は、内館牧子の小説を原作とし、人生の大きな転機、特に“定年”をユーモラスに、時には深く描いた内容となっています。
作品の魅力
『終わった人』は、定年を迎えた男性の心情に焦点を当てており、同じような境遇にある観客の共感を呼びます。中井貴一が演じる主人公は、定年後に訪れる様々な葛藤や人間関係を描き出し、キムラ緑子はその妻として支え、時には反発しながら新しい人生の形を模索します。
この作品の特徴は、軽快なユーモアの中に潜む深いメッセージです。”人生の後半戦をどう生きるのか?”という問いかけは、観客にも思考を及ぼし、時に笑い、時に涙を誘います。観客が自分自身と重ね合わせながら、この作品を楽しめる点が大きな魅力となっています。
再再演に向けたコメント
中井貴一は、「再再演ということで、よりパワーアップした舞台をお届けしたい」と意気込みを語っています。「この作品は、守るべきところと新たに刷新する部分を考えつつ、完成度を高めています。観客の皆さんには、ぜひ気軽に劇場に足を運んでほしい」と期待を募らせました。彼は、観客が『終わった人』というタイトルを通じて、夫婦の物語を共に楽しむことを提案しています。
キムラ緑子も再再演を迎えることを喜びつつ、前回の作品から得た経験を活かし、再び新たな関係性が生まれることを楽しみにしています。彼女は、自身の役柄に対する新たなアプローチに意欲を示し、再演を通じてさらに深い感情を表現することを目指しています。
原作の背後にあるメッセージ
内館牧子による原作は、多くの読者から強い共鳴を呼んでいます。その理由は、主人公の心理が多くの人々の心に響くからこそ。この作品は、定年後の男性たちの現実をリアルに描写し、男女それぞれの視点で捉えた心理描写が特徴的です。この会話劇は、役者たちの演技によって観客に深く響くことでしょう。
公演概要
全国ツアーは2026年3月5日から4月5日まで実施され、東京を皮切りに、青森、宮城、福島、山形、富山、京都、奈良、広島、岡山、高知、新潟、岩手、秋田と続きます。注目すべきは、全公演がソールドアウトの記録を続けている本作品。各地での公演においても、観客の反響を期待しています。
チケット情報
チケットは全席指定で、価格は公演ごとに異なり、詳細は公式サイトにて確認が必要です。公演ごとに異なるキャパシティを考慮し、予定以上の速さで売り切れることが考えられますので、早めの購入がオススメです。
再び歌舞伎の枠を超えたこの感動の舞台が、全国を巡ることに期待が高まります。ネタバレしないように楽しむためにも、劇場にぜひ足を運んでください。