持続可能な中古車循環モデルを目指す両社の提携

株式会社IDOM CaaS Technology（ICT）と三菱オートリース株式会社が新たな資本業務提携を締結しました。この提携は、両社の持つリソースやノウハウを活かし、持続可能な中古車循環モデルを築くことを目的としています。特に、ICTの先進的な技術と三菱オートリースのネットワークを融合させることにより、新たなモビリティサービスの創出を狙っています。

目的と狙い

両社がそれぞれ強みを持つ領域を組み合わせることで、中古車市場のさらなる進化を追求します。この提携では、以下のような目標が挙げられています。

- AI技術の活用: ICTが持つAIによる残価予測モデルにより、三菱オートリースの豊富な管理車両を活かし、車両価値の最大化を図ります。これによって、持続可能なソリューションを開発し、中古車の流通や管理の効率化を図ります。

- 最適なモビリティプランの提供: ICTが展開するフレキシブルなカーリースサービス「ノレル」や「ノレルGO」と、三菱オートリースの法人リースネットワークを組み合わせ、顧客にとって最適な移動手段を提供します。

- EV推進策の立案: 電動車両やEV（電気自動車）の普及を後押しするリースやカーシェアリングサービスについても検討し、カーボンニュートラルへの道筋を探ります。

これらの計画を実現しつつ、新たなサービスの企画・開発を推進することで、両社はさらに成長を目指します。

ICTの概要

IDOM CaaS Technologyは、特に2020年代に入ってから変化の激しい経済情勢や多様化するライフスタイルに対応し、より良いカーライフを提供することを目的に設立されました。「乗りたい、を叶える。乗れない、をなくす。」という理念のもと、多様なサービス対応を目指しています。具体的にはカーリース、レンタカー、カーシェアリング等、幅広い事業を展開しています。所在地は東京都渋谷区神南一丁目19番4号です。

三菱オートリースの会社概要

一方、三菱オートリースも自動車やモビリティに関連するリース業務を中心に、メンテナンスやソリューションサービスを提供しています。最近では、EVなどの電動車両の導入支援にも力を入れ、カーボンニュートラルを目指す顧客への対応を強化しています。こちらの本社は東京都港区芝五丁目33番11号の田町タワーにあります。