映画館「東劇」開館50周年を迎える特別企画
映画館「東劇」は1975年にオープンし、2025年に50周年を迎えます。この記念すべき年に、特別企画「戦後80年 戦争の記憶をつなぐ映画たち」が8月8日(金)から8月20日(水)にかけて実施されることが決まりました。本企画は、キネマ旬報ムック刊行を記念しており、戦後の映像文化と歴史的な意味を持つ映画作品を上映します。
記念上映の詳細
映画館「東劇」で行われるこのプログラムでは、戦後80年間の戦争の記憶をテーマにした8作品が上映されます。上映作品は、先日発売されたキネマ旬報ムック「戦後80年 戦争の記憶をつなぐ映画たち」に掲載された132作品の中から選ばれたものです。これにより、観客は過去の戦争を新たな視点で見つめ直す機会を得ることができます。
上映作品一覧
今回上映される8作品は以下の通りです:
- - 『二十四の瞳』(1954年)監督:木下惠介
- - 『小さいおうち』(2014年)監督:山田洋次
- - 『野火』(2014年)監督:塚本晋也
- - 『この空の花ー長岡花火物語』(2012年)監督:大林宜彦
- - 『母と暮せば』(2015年)監督:山田洋次
- - 『壁あつき部屋』(1956年)監督:小林正樹
- - 『東京裁判』(1983年)監督:小林正樹
- - 『ほかげ』(2023年)監督:塚本晋也
特別イベントも実施
特別上映期間中にはトークショーも予定されています。8月11日には、映画『野火』の監督である塚本晋也氏が登場し、観客との対話を楽しむひとときが用意されています。さらに8月15日には『東京裁判』の上映後に、元文部科学省官房審議官である寺脇研氏によるトークショーを行います。こうした生の声に触れられる貴重な機会となるでしょう。
映画館「東劇」の歴史と今
「東劇」はその開館以来、洋画、邦画問わず幅広いジャンルの映画を届けてきました。今回の特別企画を通して、映画の力とともに、戦争や歴史を次世代に伝えていく重要性を改めて感じさせられます。また、同劇場では「シネマ歌舞伎」や「METライブビューイング」など、様々な映画体験を提供しており、地域の文化の中心的な役割を果たしています。
チケット購入情報
本イベントのチケットは、インターネット及び劇場窓口での販売が行われます。SMT Members会員は各上映日の3日前から、非会員は3日前の21:00から購入が可能です。詳細な上映スケジュールは、東劇の公式ホームページで確認できますので、ぜひ一度訪れてみてください。
まとめ
映画館「東劇」の50周年を祝うこの特別企画は、視聴者に戦争の記憶を新たに捉え直す良い機会となります。戦後80年という節目に、映画を通じて歴史に思いを馳せる、そんな時間をぜひお楽しみください。