成瀬兼人が日本ライフル射撃協会の理事に就任し新たなスポーツ文化を創造

新たな挑戦の始まり

株式会社Bufffの代表取締役/CEOである成瀬兼人氏が、公益社団法人日本ライフル射撃協会の理事に就任することが発表されました。この就任により、シューティングスポーツとゲームの新しい融合が進むことに期待が高まります。日本ライフル射撃協会は、2025年度からの役員体制において成瀬氏を迎え入れ、さらなる発展を目指しています。

競技人口の課題

射撃競技は、2025年11月に予定されている東京2025デフリンピックの競技としても注目されていますが、いくつかの問題が浮上しています。特に、競技人口の減少やジェンダーの平等、地域間の格差といった課題が挙げられます。一方で、ゲーム業界に目を向けると、シューティングゲームがeスポーツのトレンドとして人気を集めており、若い世代の間での「撃つ」というアクションへの関心は高まっています。こうした背景為、成瀬氏の取り組みが重要な意味を持つことが期待されています。

シューティングスポーツとゲームの融合

株式会社Bufffは、「シューティングスポーツとゲームの融合」を新たな社会的価値と位置付けています。これまでにも、2023年に開催されたIOC主催の「オリンピックeスポーツシリーズ（OES）」では、日本ライフル射撃協会と国際射撃連盟（ISSF）と共同で、Fortniteの特別競技マップを開発しました。また、3月には拡張現実（AR）を使ったシューティングゲーム「バーチャルショット」のプロトタイプ版を日本ライフル射撃協会と共に開発するなど、革新的な競技体験の創出に取り組んでいます。

これらの活動は、シューティングスポーツを多くの人に魅力的に伝えるための新しい手段となっています。成瀬氏は、これらの経験をもとに、日本ライフル射撃協会の理事として、デジタル技術を駆使した新しいシューティングスポーツ文化の発展に貢献する意欲を示しています。

デジタルシューティング競技の未来

さらに、2027年からサウジアラビアでIOC主導で開催される「オリンピックeスポーツゲームズ（OEG）」も視野に入れ、成瀬氏と株式会社Bufffはデジタルシューティング競技の普及に力を尽くす方針です。シューティング競技がデジタル化されることで、より多くの人々が参加しやすくなると同時に、競技そのものの魅力を再発見する契機となるでしょう。

成瀬兼人氏のコメント

成瀬氏は、この名誉ある役職を引き受けるにあたり、「スポーツとゲームという異なる領域が交わることで、新しい価値が生まれる可能性がある」と語っています。彼は「ゲームで人の心を動かす」という理念のもと、これまでeスポーツやAR技術を駆使し、多様な競技体験を提案してきました。公益社団法人日本ライフル射撃協会の理事として、シューティングスポーツの魅力を広める橋渡し役に徹する意向を示しています。

株式会社Bufffについて

株式会社Bufffは、2023年に設立された企業で、静岡県浜松市に本社を置いています。この会社は「ゲームで人を心を動かす」というミッションのもと、さまざまな事業を展開しています。主力サービスには、誰でも簡単にゲームを制作できるUGCプラットフォームとパーソナライズドゲームの受注制作があり、コミュニケーションツールとしてのゲームの可能性を追求しています。

成瀬兼人氏の日本ライフル射撃協会での取り組みは、スポーツとeスポーツ、そしてデジタル技術が交わる新たな時代を切り開く重要な一歩になるでしょう。今後の展開にも目が離せません。