ミズノがインド・ムンバイに初上陸
2026年2月、ミズノがインド・ムンバイに初の事業所「Mizuno India Private Limited」を設立しました。この新しい拠点は、インド国内でのスポーツ用品製造と販売を専門とし、スポーツ文化の成長をサポートすることを目的としています。インドは急速な経済成長を遂げ、スポーツ市場も拡大しています。この流れの中で、ミズノはブランド認知度を向上させ、シェアを拡大することを目指します。
インド市場における魅力
インドは世界最大の人口を抱え、スポーツ市場は2030年までに年平均10〜12%の成長が見込まれています。特に「Khelo India」プログラムは、スポーツ参加を促進し、国民の意識を高めるために実施されています。ミズノは、そのような重要なタイミングでムンバイという流行発信地から、プロダクトの現地生産・販売を進め、その存在感を高めようとしています。
中期戦略の概要
Mizuno Indiaは2030年に約1,620万米ドルの売上高を目指します。2026年から2027年を初期市場開拓期と位置付け、マーケティングの強化、現地生産の確立、EC市場への進出を通じてブランド認知を広めていく計画です。特にクリケットやバドミントンに加え、インドのランニング人口に対応した商品展開を進めていく予定です。
クリケットはインドで非常に人気が高く、ミズノの元々の事業は野球であるため、この競技と結びつけることは、同社の社会貢献という理念とも合致しています。国内でのスポーツ振興を目指し、プロ選手や競技団体とのパートナーシップを結び、競技環境をさらに強化することが重要です。
「Make in India」政策への対応
インド政府の「Make in India」政策に基づいて、ミズノは今後、売上高の30%以上を国内製品からの調達で賄う方針を打ち出しています。これにより、競争力を持ちながら迅速な供給体制を確立し、中期の目標を達成することを目指します。
ミズノはグローバルに展開する企業として、2025年3月期には海外売上比率を39%に引き上げ、2028年には45%にする目標を掲げています。このインド進出は、同社の戦略的なステップとして位置づけられています。
水野真輔CEOの視点
「スポーツの振興を通じて社会に貢献することが私たちの目的です」と語るのは、Mizuno IndiaのCEO、水野真輔氏です。クリケットが人気を博するインドで、ブランドが独自の価値を提供し続けることの重要性を強調しています。日本からのグローバルブランドとして、インドのスポーツシーンに新たな価値を提供することが、自社のビジョンを体現する道だと考える水野氏。
彼は、ミズノの技術と職人技でインドのお客様に喜んでいただける製品を届けられるよう、今後も尽力していく姿勢を示しています。
まとめ
Mizuno Indiaの設立により、ミズノは新しいスポーツ文化の創出に貢献することを目指しています。スポーツが持つ力を最大限に引き出し、インドでの成長を加速させることで、クリケットをはじめとする多くのスポーツが発展することに期待が寄せられています。