万博に登場“Saya”
2025-05-13 14:32:42

大阪・関西万博に登場したAIエージェント“Saya”の魅力とは

大阪・関西万博に登場したAIエージェント“Saya”の魅力とは



アイシンが提供する「マルチモーダル対話AIエージェント“Saya”」が、2023年5月13日から19日の期間中、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」において、来場者への案内役として活躍します。この試みは、大阪商工信用金庫が実施する展示企画の一環として、リボーンチャレンジゾーンに設置された3台の“Saya”が中心となります。

“Saya”の特徴と機能



“Saya”はフル3DCGのキャラクターであり、人間のように自然に相手と対話できる先進的なAIエージェントです。このシステムは、画像AIや音声AI、大規模言語モデル(LLM)を搭載しており、特にカメラやマイクを通じて来場者の表情や声のトーン、さらには服装を解析し、その情報を元に感情を理解して応答します。このように、同エージェントは単なる情報提供だけでなく、感情的な共感も可能にしました。

来場者との会話は日本語と英語の両方で行われ、雑談から質問応答、さらには展示の案内まで、バラエティ豊かな対話が実現されます。これにより、来場者はより深くリボーンチャレンジゾーンの内容を理解し、自身の興味に合った最適な展示を案内してもらうことができるのです。

共同開発の背景



このAIエージェントは、アイシン自身の強みであるカメラ画像認識技術を活用し、Ideinやいくつかの教育機関と共同で開発されました。AI技術は日々進化しており、特に人間とAIとのインタラクションに関しては、より自然で強力な体験を提供する方向に進んでいます。

来場者を惹きつける体験



リボーンチャレンジゾーンでは、来場者が生命や健康に関連する多様な情報を受け取ることができ、展示内容が8つに分類されています。“Saya”はそれぞれのブースへの誘導役として、来場者が興味を持ちやすい展示内容を個別に紹介することが可能です。この仕組みにより、展示会自体がより活性化され、来場者の体験をより豊かなものにする目指しています。

今後の展望



アイシンは、「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」という経営理念の下、環境や社会をより良くするための技術開発を続けていくことを表明しています。AI技術の進化は今後も続き、社会における様々な課題を解決する手段として期待されています。

その第一歩として、このような先進的な技術を万博という大規模イベントの場で試せることは、非常に意義深いことと言えます。来場者がこの体験を通じてどのような感動を得るのか、AIエージェント“Saya”が生み出す可能性に期待が高まります。


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