アイシンが2年連続でデジタルトランスフォーメーション銘柄に選定

アイシン、2年連続のデジタルトランスフォーメーション銘柄選定

愛知県刈谷市に本社を構える株式会社アイシンが、経済産業省や東京証券取引所と独立行政法人情報処理推進機構が選出する「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）」に2年連続で選定されたことが発表されました。この栄誉ある選定は、企業のデジタル戦略やその効果をもとに行われ、企業価値の向上に寄与する取り組みが評価された結果です。

DX銘柄とは？

DX銘柄は、東京証券取引所上場企業の中からデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、優れたデジタル活用を実証した企業を選定するものです。アイシンは、DXを通じて「電動化」「知能化」「カーボンニュートラル」への対応を進め、ソフトウェア開発やAI技術の向上を図りながら社会課題の解決に取り組む姿勢が評価されました。

アイシンのDX推進に向けた具体的取り組み

アイシンでは、以下のような取り組みを進めています。

Cyber/Physical Information Factory（CPIF）コンセプトに基づくITプラットフォームの構築

CPIFコンセプトを基にして、生産情報と3D情報を一元的に管理するITプラットフォームを構築しました。これにより、社内外の関係者と情報を効率的に共有し、「ソリューション型サービス」の提供を促進しています。また、複数の部門やグループ会社、地方自治体、スタートアップとの協力を重視し、DX戦略を一層推進しています。

AIを活用した業務革新

AI技術を導入して、製造工程の自動化や効率化に取り組んでいます。安全行動の解析を通じて作業員の安全を確保し、特許情報の要約や分類、CAE（Computer-Aided Engineering）支援、製品設計など、さまざまな業務プロセスの革新を進めています。また、自社開発の音声認識技術に基づく対話型AIエージェントの開発にも取り組み、ユーザーに寄り添った人機インターフェースを提供することを目指しています。

新規ビジネスの創出

2022年には、Mobility Service Platform（MSPF）を活用した移動促進ソリューション「チョイソコ」の利用者と自治体数が着実に増加。加えて、道路補修支援サービス「みちログ」、ごみ収集管理業務を効率化するクラウドサービス「ReGoMe」、聴覚障がい者向けの意思疎通支援アプリ「YYSystem」など、社会課題解決に貢献する様々なサービスを展開しています。

今後のビジョン

アイシンは今後も、経営理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」のもと、さまざまな社会課題の解決に向けて挑戦し続ける所存です。今回の選定を受け、より一層の革新に努め、持続可能な未来に貢献していくことを約束します。

詳しい情報は、経済産業省の企業サイトやアイシンの公式ウェブサイトでご覧いただけます。