日本eスポーツ協会、JSPO加盟承認へ向けた新たな一歩
2023年8月5日、一般社団法人日本eスポーツ協会(JESU)が、日本スポーツ協会(JSPO)において行われた加盟団体承認書手交式に出席し、その運営が公式に承認されました。これにより、JESUは日本のeスポーツ振興に向けたさらなる一歩を踏み出しました。
手交式は、JSPOの森岡専務理事からJESUの早川会長に加盟団体承認書が手渡される形で行われ、両団体が今後のeスポーツの発展に向けた議論を交わしました。国内と海外におけるeスポーツ競技の進展、部活動の推進、そしてeスポーツの普及に関する様々な意見が交換され、今後の戦略が議論されました。
JESUの取り組みと全国大会
JESUは2019年から、全国各地で行われるeスポーツの全国大会である「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」を実施してきました。昨年12月に開催された「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA」には、40万人を超える選手が参加し、eスポーツの人気が全国的に高まっていることを示しています。今年も、11月に彦根市で行われる「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の文化プログラムとして選手権が開催される予定です。
国際舞台でのeスポーツ
また、2026年9月に愛知・名古屋で行われる第20回アジア競技大会では、eスポーツが正式競技として11種目13タイトルで行われることが決定しています。これまでの大会を凌ぐ規模での実施が予告されており、JESUは日本代表選手の競技力向上を重要な課題として位置づけています。
JESUのビジョン
JSPOへの加盟を機に、JESUは各競技団体との連携を一層強化し、eスポーツ選手の競技力向上に注力します。同時に、eスポーツ競技の普及と定着にも努めていくとのことです。少子化と若年層のスポーツ離れが進む中、eスポーツは新たなスポーツ文化としての地位を確立しつつあります。
JESUの目的と活動
一般社団法人日本eスポーツ協会の設立は、日本国内のeスポーツの普及と発展を目指しており、特に青少年の競技力向上とスポーツ精神の普及が主要な目標です。競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行、国際大会への選手派遣など多岐にわたる活動を展開しています。具体的には、次のような団体や企業の支援を受けて運営されています:
- - オフィシャルスポンサー:マウスコンピューター、興和、TOPPAN
- - オフィシャルサプライヤー:メンズビオレ
- - 活動助成:上月財団、ミズノスポーツ振興財団
JESUは今後も、多様な協力団体と連携を深めながら、国内のeスポーツ環境をより一層充実させ、次世代の選手を支援していく考えです。日本のeスポーツがどのように進化していくのか、これからの展開に目が離せません。