ゴルフ場の新たな魅力、次世代キャディーウェア誕生の舞台裏
60年の歴史を持つ天野山カントリークラブが、キャディーウェアを刷新しました。このリニューアルは、ただの制服の変更に留まらず、現場の声を反映し、より魅力的な職場づくりを目指しています。具体的には、若い世代が「働きたい」と感じる環境を整えること、そしてキャディー自身が仕事に誇りを持てるようにしたいという思いが込められています。
リニューアルの背景と目的
ゴルフ業界全体に人材確保と定着が求められています。この大きな課題に対し、天野山カントリークラブは「長期間働き続けられる職場とは何か」という問いをしっかりと考える必要がありました。その中で、毎日着用するキャディーウェアの重要性に気づきました。このウェアは業務にとっての服装であり、同時に働く人々の自己肯定感や来場者に与える印象に大きく影響します。かっこよさや誇りを感じられるウェアが、接客サービスの向上にも寄与すると考え、その結果としてのモチベーション向上を見込んでリニューアルを進めました。
新たなキャディーウェアが生まれるまで
このプロジェクトの背景には、「従来の枠を超えるキャディーウェアをつくりたい」という願望があります。キャディーという職種は、長時間にわたる業務や多様な動きが要求されるため、「動きやすさ」や「耐久性」が特に重視されます。しかし、今回のリニューアルはそれだけではなく、見た目の美しさやデザイン性も重要視されるようになったのです。
今回のウェア開発にあたっては、ファッションブランドのantiqua、特にそのゴルフラインであるANTIQAU GOLF、そしてSTCH(SEVENTY TWO CLUBHOUSE)とのコラボレーションが行われました。これにより、業務服でありながらも、ファッションのエッセンスを備えた新しいキャディーウェアが実現しました。
新たな機能とデザインの特徴
具体的なウェアの特徴は、機能性やデザインが融合した新しい形を生み出しています。軽量で伸縮性のある素材を使用し、長時間の業務でも快適な着心地を実現しました。また、立体的なパターンにより可動域が確保され、実際の動作に即した設計です。耐久性や撥水性に優れた素材を選定し、屋外での使用に最適命です。
加えて、ポケットの配置やサイズはキャディーの意見を反映した仕様になっており、使い勝手も良くなりました。美しいシルエットは、モード感を持たせ、特に「グレー×オレンジ」という独自のカラーリングが際立ち、視認性も考慮されています。
現場からの声
実際にキャディーとして働く職員からも、新しいウェアに対してポジティブな感想が多く寄せられました。入社7年目のキャディーは、「新しいパンツの生地は摩擦による色落ちの心配がなく、動きやすさも大幅に向上した」と述べ、業務に対する軽快さが増すことを実感しています。
3年目のキャディーは、「ポケットの位置や大きさなど細かな工夫が、作業に非常に役立つ」と感想を語り、お客様からも「おしゃれになった」と声をかけられることが多く、働く気持ちが前向きに変わったと語ります。
環境への配慮と今後の展望
新しいキャディーウェアのリニューアルは、使い捨てではなく環境への配慮もされています。役目を終えた旧ウェアはリサイクルや再資源化の方針のもと、廃棄を減らす取り組みもしています。今後も、働きやすい環境の整備や職場の価値向上に向けて、レパートリーを広げていく所存です。
天野山カントリークラブは、地域と共に成長してきた60年以上の歴史があり、今後も伝統を大切にしつつ、時代の変化に対応し続けることを目指しています。このキャディーウェアの刷新は、その第一歩に過ぎないと言えるでしょう。