三井住友海上火災保険の社員研修プログラムで自己理解とチームワークを強化

三井住友海上火災保険株式会社群馬自動車営業部の研修プログラム

2025年4月22日、三井住友海上火災保険株式会社の群馬自動車営業部において、株式会社スポーツフィールドによる「ビノベーション®レポートフィードバック研修プログラム」が実施されました。このプログラムは、社員が自己理解を深め、相互理解を促進することを目的としており、参加者には非常に有意義な時間となりました。

実施の背景

三井住友海上火災保険は、2025年4月1日から日本の大手金融機関として初の「スキル型人事制度」を導入しました。スキル型人事制度は、社員が自身の希望する仕事やキャリアをスキルを手段として達成することをサポートし、自己成長や貢献を最大化を目指すものです。この改革は、全社を挙げた人材育成の取り組みの一環であり、社員全体が共通言語としてスキルを意識することを通じて、より優れた顧客満足度を提供することを狙っています。

群馬自動車営業部では、スキルを通じた相互理解を重視し、社員ひとりひとりが自己理解を深めることによって業務の向上を図るこの研修プログラムを導入しました。これにより、チーム内での協力体制が強化され、業務に対する前向きな姿勢が育まれることを期待しています。

研修概要

この研修は、2025年4月22日（火）13:30から15:15の時間枠で行われ、対象は群馬自動車営業部の社員です。研修の目的は、ビノベーションレポートを活用し、自己の強みや弱みを理解すること、ならびに同僚との相互理解を深め、良好なチームワークを築くことです。

グループワーク形式で、4〜7人のチームに分かれて行われ、参加者は各自のビノベーションレポート結果を元にディスカッションを行いました。それにより、各自の特性や経験を共有しながら、理解を深めることができました。

研修内容の詳細

研修はビノベーションレポートの各項目（基本特性、モチベーション特性、ストレス特性、社会人基礎力）について詳しく説明され、その結果をもとに参加者同士でのディスカッションが行われました。ここでは特に次のテーマが設定されました。

1. 基本特性：業務における行動パターンや周囲からの見え方についての共有。
2. モチベーション特性＆ストレス特性：どのような業務に対してモチベーションを感じるのか、またどのような状況でストレスを感じるかの確認。
3. 社会人基礎力：16項目の基準をもとに自身の強みと弱みについての自己分析。

ビノベーション®レポートとは

ビノベーション®レポートは、行動（Behavior）と変革（Innovation）を組み合わせたコンセプトに基づき、個々の行動特性を分析するためのツールです。このレポートは、参加者が自らの行動の傾向、モチベーションの源、ストレスを感じやすい状況を可視化し、経済産業省が提唱する社会人基礎力に関する16項目の潜在能力を示すものです。これを用いることで、客観的な自己理解が促進されるうえ、他者の価値観や考え方を理解し、尊重する機会を増やします。

今後、良好なコミュニケーションや人間関係の構築、さらには組織全体の活性化が期待されます。さらに、このレポートは参加者のキャリア形成においても自身の強みを明確に把握するために役立つツールとなります。