新刊「人生のスコアボード」発売
5月28日、沖縄・興南高校野球部の監督である我喜屋優さんの半生を振り返る書籍「人生のスコアボード」がついに発売されます。この書籍は、我喜屋さん自身の経験をもとに、彼が歩んできた道のりを描いています。発行元は「スポーツ報知」を発行する報知新聞社で、書店やオンラインストアで広く手に入れることができます。
我喜屋監督のスポーツと人生の軌跡
我喜屋さんは1950年に沖縄・玉城村(現南城市)で生まれました。彼は高校時代、陸上選手として活動していましたが、次第に野球への情熱を捨てきれずに、興南高校の野球部に異例の転部を果たします。努力の末、1968年の夏の甲子園で主将としてチームを引っ張り、沖縄県勢として初の4強入りを実現させました。
その後、社会人野球の大昭和製紙へ進む我喜屋さんでしたが、3年目には意外にも北海道・白老へ転勤を命じられました。この新しい環境で、彼は工夫を凝らした練習を通じて成長し、都市対抗野球で北海道勢初の優勝を掴むという偉業を達成します。
一度は野球から離れ、鉄板焼き店の店長を経験したものの、その後再び選手として復帰し、指導者としても様々な逆境を乗り越えます。廃部の危機に直面した際には、地元の支援を得てクラブチームを結成し、日本選手権に出場するなど、常に挑戦し続けました。
故郷への回帰と新たな挑戦
2007年、我喜屋さんは故郷の沖縄に戻り、母校の興南高校野球部の監督に就任します。2010年にはデビュー時から記録を重ね、当時6校目となる甲子園春夏連覇を成し遂げるなど、その指導力と情熱は今でも健在です。また、同校の校長や理事長職も兼務し、教育者としても多忙な毎日を送っています。
本書の魅力とは
この書籍「人生のスコアボード」は、我喜屋さん自身の語りだけでなく、関係者の証言や思い出の写真を交え、より深い内容に仕上がっています。読者は、彼が選手に伝える言葉「試合に負けても人生のスコアボードは続く」を通じて、逆境を克服する力や、未来を切り開いていくためのヒントを得ることができるでしょう。
まとめ
スポーツ界における偉大な指導者の人生を伝えるこの書籍は、自らの限界に挑戦し続けることの大切さを学ぶことができます。「人生のスコアボード」の出版を機に、我喜屋監督の情熱とその背後にあるストーリーをぜひご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。お近くの書店やオンラインショップでご購入が可能です。