広島が舞台の新作
2026-09-01 10:59:08

劇団俳優座、福名理穂の新作『ありふれる』が広島を舞台に上演決定

劇団俳優座の新たな挑戦──『ありふれる』上演



2026年11月19日から12月4日まで、東京都港区にある俳優座スタジオで、劇団俳優座本公演No.364『ありふれる』が上演されます。この作品は、劇団創立85周年を迎えるにあたって特別な意味を持つものです。

広島を舞台にした家族の物語



本作は、広島を舞台にした家族のドラマで、戦争の記憶が世代を超えて受け継がれる様子を描いています。登場人物たちは、平和に暮らすことを願いつつも、互いの思いが通じにくいという複雑な人間関係を持っています。それは、現代の広島に生きる娘と彼女を見守る母、被爆者である祖父母との間で描かれます。

福名理穂が紡ぐ強いストーリー



本作の作・演出を担当するのは、劇団「ぱぷりか」を主宰する劇作家の福名理穂さんです。彼女は日常の会話や人間関係の微妙な揺らぎを描く才能に定評があり、2021年に上演された『柔らかく搖れる』では第66回岸田國士戯曲賞を受賞するなど、注目されています。福名さんの故郷である広島を舞台にした新作『ありふれる』では、彼女独自の繊細なキャラクター描写が光り、普遍的なテーマである「伝えたい思いが届かない」という問題に深く迫っています。

戦争の記憶と愛情の受け継ぎ



劇中では、各キャラクターが内面に抱える記憶や感情のすれ違いが描かれます。「伝えたいのに伝わらない」という人間関係の分断が浮かび上がり、そんな中でも言葉を尽くして思いを伝えようとする姿が心に響きます。戦争や原爆という壮絶な歴史の背景を持ちながら、物語は家族に対する愛情や大切な人との向き合い方の難しさに焦点をあてます。

迫力の出演陣



本公演では、天野眞由美、森一、坪井木の実、河内浩、佐藤あかり、馬場太史、深堀啓太朗、椎名慧都、蟹澤麗羅、松永和也といった多彩なキャストが参加します。彼らの演技が物語にどう彩りを加えるのか、今から楽しみです。

見どころと鑑賞サポート



公演中にはアフタートークやプレトーク、バックステージイベントなども企画されており、観客との対話も重視されています。また、11月28日、30日、12月1日、2日には、音声ガイドやバリアフリー日本語字幕が利用できる鑑賞サポートも提供されるため、より多くの方々が楽しめる機会が設けられています。

チケット情報



チケットはカンフェティで発売中です。一般前売りは6,800円、初日割引を利用すると11月19日公演は6,000円で観劇可能です。心に響く家族の物語を、この機会にぜひご覧ください。

お問い合わせと詳細



公演の詳細やチケット購入については公式サイトをご確認ください。


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