リサイクル企業『次の灯』
2025-09-25 12:07:07

次世代のリサイクル企業『次の灯』の成長とその挑戦を追う

次の灯株式会社の軌跡



株式会社アイテムワンは2018年7月に設立され、岡山の小さな作業小屋からスタートを切りました。しかし、創業わずか4日後に西日本豪雨が襲来し、社屋や商品のすべてを失うという厳しい洗礼を受けました。この壮絶な出来事は、企業の運命を大きく左右しましたが、その逆境を契機に「社会に恩返しする」という強い決意を持つようになったのです。

復興のためのボランティア活動



災害後、アイテムワンの経営陣は泥まみれの現場を目の前に、「ただ商売を再開するのではなく、地域と共に立ち上がろう」という使命感を得ました。1か月以上にわたり、高圧洗浄機の配布や瓦礫撤去などのボランティア活動を行い、地域社会との絆を深めました。これが、彼らの企業としての原点となり、今後のビジョンへと繋がっていきました。

売上の拡大と内部葛藤



創業2年目以降、売上は順調に伸び、5年目には年商9億円を突破。しかし、急成長の裏には組織のバランスを崩す要因がありました。「何のために会社を続けるのか」という問いを数年にわたって模索し続ける中で、経営者としての限界や葛藤にも直面しました。この苦悩は、組織を再評価し、価値観を再確認する機会にもなりました。

新たな決意のもとでの再構築



2024年に組織の再構築を果たし、「働きがいのある会社」日本版100に選ばれる評価を受けました。「人と環境の未来に責任を持つ企業」としての方向性も明確になり、2025年には社名を「次の灯(つぎのひ)」に変更。その名称変更は単なるブランドリニューアルを超え、「次世代企業」としての決意表明であることを意味します。

名誉ある受賞とその評価



次の灯は、様々な評価の下でその存在感を高めています。「注目の西日本ベンチャー100」や“中国地域ニュービジネス大賞”などの栄誉ある称号を受け、なぜ注目される企業となったのか、その理由は彼らの創業以来の価値観と挑戦の歴史にあります。

具体的な評価ポイント


1. 社会課題に対する実装力:壊れたものを直すのではなく、予防整備を提唱し、社会問題への取り組みを行っています。
2. 持続可能なビジネスモデル:廃部品リビルト事業から始まり、独自のオペレーションで収益化に成功。
3. 若手主導の実行力:平均年齢20代と若い組織でありながら、海外販路開拓に挑戦中です。
4. 長年の歩みが築いた基盤:7年間の挑戦が次の灯という新社名に込められた使命感を支えています。
5. 地域貢献:利益を社員と地域に還元し、次世代を担う若手育成に力を入れています。

第8期の挑戦へ



「次の灯」の新たなステージは、岡山から全国、さらにはアジアへの展開を目指します。「循環の輪」を広げるために、さらなる挑戦を重ねていくことでしょう。これまでの企業活動を経て培った知識と経験をもとに、未来を切り拓いていく姿勢は、まさに次の世代のリーダーシップを示しています。私たちの未来を変えるために、次の挑戦が今、始まろうとしています。


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