忌野清志郎と仲井戸麗市の文通集が書籍化
忌野清志郎と仲井戸麗市という、日本の音楽シーンに燦然と輝く二人の伝説的アーティストが、1994年から1997年にかけて行っていた文通の記録が、ついに一冊の書籍として刊行されることになりました。作品名は『忌野君と仲井戸君』。30年の時を経て多くの音楽ファン待望の書籍が登場します。
この文通は、RCサクセションの活動休止からちょうど4年後、1994年11月号のロッキング・オン・ジャパンで始まり、31回にわたって続きました。当時の青春を感じさせる熱い言葉とともに、二人の交流が生き生きと描かれていました。誌面での連載は継続されましたが、ついに終了から30年が経ち、当時を懐かしむファンにとって、これは待ち望んだ一冊となることでしょう。
文通の内容と収録の魅力
この書籍には1994年から1997年の連載全31回に加え、特別収録として『忌野清志郎画報 生卵』(1995年刊)から、1974年から1976年のふたりの往復書簡も収められています。若き日の清志郎さんと仲井戸さんの言葉からは、彼らが音楽と共に過ごした日々や、心の葛藤、友情などが感じ取れることでしょう。
さらに、表紙や口絵にはおおくぼひさこさんが1994年に撮影した貴重な写真が使用されており、どこか懐かしさを感じさせるビジュアルが特徴です。読者は文通の内容を楽しむだけでなく、視覚的にも当時の雰囲気を楽しむことができるのです。
発刊の経緯と想い
本書の制作は、かつてこの連載に触れ、感動した担当者の熱い想いから始まりました。彼はロッキング・オン・ジャパン編集部に在籍していた兵庫慎司さんの協力を得て、当時の広告デザイナーであった山本知香子さんに装丁を依頼しました。また、連載の校正を担当していた長嶺(林)陽子さんにも協力を仰ぎ、集結した珠玉の作品が完成したのです。
購入方法と発売情報
この『忌野君と仲井戸君』は、2025年10月中旬に発売予定です。定価は2,000円(税抜き)となっており、四六判のボリュームです。書籍は全国の主要書店にて購入可能で、QANDOが運営するオンラインショップ(
QANDOオンラインストア)では、先行予約の受付も行っています。
この書籍は、忌野清志郎と仲井戸麗市のファンにとって、必見のコンテンツです。二人の楽曲に触れ、彼らの友情を感じる貴重な機会をお見逃しなく。音楽と共に過ごした若き日の記憶を、是非味わってみてください。