北斎のピアノ登場
2025-03-14 14:25:22

葛飾北斎の浮世絵を模したピアノが登場!自動演奏と優雅なデザイン

葛飾北斎の浮世絵が描かれた特別なピアノ



音楽とアートの融合を楽しめるピアノがついに登場しました。このグランドピアノは、株式会社ヤマハミュージックジャパンが手がけるもので、オーストリアの伝統を受け継ぐベーゼンドルファーが製造した特別なモデルです。その名も『The Great Wave off Kanagawa(神奈川沖浪裏)』。これは、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作をテーマにしたもので、全世界に16台しか存在しない限定品となっています。

このピアノでは、北斎の「神奈川沖浪裏」を、特別な印刷技術でピアノの屋根の内側に描き出しています。さらに、作品の特徴的な色合いを引き継ぎながら、ピアノの側面や椅子のクッションには美しいプルシアンブルーが施されています。また、フレームや譜面台には赤色で施された北斎の署名があり、日本の文化において赤色が持つ特別な意味を感じさせてくれます。この赤色は、太陽の象徴だけでなく、邪気を払う力があるともされているため、ピアノは単なる楽器以上の意味を持つのです。

オーストリアの職人による匠の技



このピアノは、ベーゼンドルファーの人気モデルであるVCシリーズ「214VC」を基にしており、オーストリアの熟練した職人たちによって一つ一つ丁寧に作り上げられています。全てのチューニングピンには独立して弦を張る「総1本張り」方法が用いられ、音程の安定性が格段に向上しています。さらに、低音部の弦には手巻きの巻き線が採用され、最高の音質を実現。

楽器全体には高品質なスプルース材を使用しており、それによりピアノ全体が振動して共鳴し、独特の豊かな音色となっています。これが「ウィンナートーン」と称されるベーゼンドルファー特有の温かみのある響きです。

1000曲以上を自動演奏!



また、このピアノの魅力はそれだけではありません。ディスクラビア・エディションとしてもリリースされ、クラシックやジャズ、さらには歴史的なピアニストの演奏データなど1000曲以上を自動演奏で楽しむことができるのです。特に、ヴィルヘルム・バックハウスやアルトゥール・ルービンシュタイン、セルゲイ・ラフマニノフといった著名なピアニストのデータは、その時代の音楽をより一層深く感じることができる機能です。

大阪・関西万博での特別展示



この『The Great Wave off Kanagawa』は、2025年に開催される大阪・関西万博において、オーストリアパビリオンで展示される予定です。1828年に創業されたベーゼンドルファーは、音楽の都ウィーンで誕生し、その伝統は今なお受け継がれています。日本の文化を尊重しつつ、ウィーンの音色とクラフトマンシップが融合したこの特別なピアノは、見る者、聴く者を魅了するに違いありません。

その価格は49,940,000円(税抜45,400,000円)で、数量限定のため興味のある方は早めの検討が必須です。これは単なる楽器ではなく、アートと音楽が融合した一つの作品とも言えるでしょう。音楽と日本文化の美を感じられるこのピアノが、あなたの生活にどんな彩りを与えるのか、一度体験してみる価値があるあらゆる音楽愛好家にとって、期待が高まります。


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