高水準の中古車相場
2025-07-31 12:44:57

円安・海外需要が支える高水準の中古車買取相場の現状と未来

中古車買取相場の現状



2025年7月現在、中古車買取相場が引き続き高水準を堅持しています。その背景には、海外市場における日本車への需要の高まり、そして円安の進行があります。具体的には、製造から3〜5年の新しい車両は東南アジア地域で特に人気があり、10年以上前の古い車両でも状態やパーツとしての価値次第で取引されるケースが増えています。

中古車の様々な部門での取引量も過去最高のペースが続いており、これが相場を支える要因となっています。国内市場に目を向けると、依然として2020〜2022年式の車両の流通が不足しているため、中古車の販売価格が高止まりしている状況が続いています。

特に軽自動車、ミニバン、コンパクトカーなど、人気の車種では新車価格を上回る例も見受けられます。これは、国内の新車供給が徐々に回復しているにも関わらず、特定の車両における流通の不足が続いているためと言えます。

中古車買取の動向



毎年のパターンとして、春から秋にかけては中古車の買取が活発化し、相場は上昇傾向となります。昨年2024年の7月は過去最高水準での取引が行われ、今年も同じく7月は予想以上に堅調な推移を見せることが見込まれます。ただし、相場は小幅下落の可能性もありながらも、横ばいで推移すると予測されています。

現在の市場で特に人気なのが実用性と耐久性に優れた車両です。ファミリーに適したミニバンや、アメリカ市場でも需要が高いSUVは安定した価格で取引されています。なお、アメリカ政府は日本からの車両に対して新たに関税を課す方針を示していますが、これに関しては製造から25年以上経過した車両が対象外となるため、スカイラインGT-Rや80スープラなどの旧車は高値を維持することが期待されます。

市場の懸念事項



一方で、アメリカへの関税導入が日本の輸出需要を減速させる可能性も懸念されます。これにより国内市場に在庫が戻り、相場が下がる結果になるかもしれません。しかし、円安によって日本車は海外において手に入りやすい存在となっているため、輸出需要が続く限り、買取相場が安定する傾向は続くでしょう。

ボディタイプ別中古車買取ランキング



次に、中古車買取市場のボディタイプ別に最新のランキングを見ていきましょう。

国産車ボディタイプ



順位 ボディタイプ 割合(%) 前月からの変動率
-- ------ -- -------
1位 軽自動車 26.6% +0.8%
2位 ミニバン/ワンボックス 18.3% -0.3%
3位 コンパクト/ハッチバック 18.0% +0.7%
4位 SUV/クロカン 8.8% +0.2%
5位 セダン/ハードトップ 6.7% +0.1%

国産車の買取ランキングでは、軽自動車が1位を確保し、他のボディタイプも安定した人気を持っています。

輸入車ボディタイプ



順位 ボディタイプ 割合(%) 前月からの変動率
-- ------ -- -------
1位 コンパクト/ハッチバック 25.9% +3.2%
2位 SUV/クロカン 22.0% -1.7%
3位 セダン/ハードトップ 20.7% -0.2%
4位 ステーションワゴン 9.6% +0.1%
5位 クーペ 8.8% +0.5%

輸入車市場では、コンパクト/ハッチバックが1位になり、SUVが若干順位を下げましたが、全体的には安定したランキングとなっています。

まとめ



中古車の買取市場は円安や海外需要に影響を受けながら、高水準で推移しています。ボディタイプや年式によって人気は異なりますが、実用性の高い車両は引き続き注目されることでしょう。車売却を考えている方は、現在の市場状況を踏まえて慎重に判断することが重要です。詳細な情報は「車選びドットコムの一括査定」にてご確認ください。


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