映画『架空の犬と嘘をつく猫』が世界の舞台に舞い降りる!
株式会社ヒューマックスエンタテインメントが手掛けた話題の映画『架空の犬と嘘をつく猫』が、エストニアのタリンで開催される「タリン・ブラックナイト映画祭」において、公式コンペティション部門に選出されました。この映画は、高杉真宙が主演を務め、森ガキ侑大監督がメガホンを取った期待の作品です。2026年1月9日に全国公開を迎えることが決まっており、今回の映画祭でのワールド・プレミアが楽しみです。
森ガキ侑大監督の真骨頂
森ガキ監督は、過去に『愛に乱暴』を手掛け、国際映画祭での評価を受けたことで知られています。今作品『架空の犬と嘘をつく猫』もまた、家族の不都合な真実を描くことで、多くの心に深く響くストーリーとなっています。
母親が弟を失った痛みから現実を受け入れられず、嘘の手紙を書く姿や、父親が愛人に逃げてしまう様子、姉がすべてに反発する姿など、それぞれが抱える心の傷と嘘の重なりによって描かれる約30年の物語は、不完全であっても愛おしい家族を丹念に描いています。監督は「家族という不思議な集合体」をテーマにしたこの作品に、多くの人々が自分自身を重ね合わせることができるよう願っています。
エストニア・タリンの舞台裏
タリン・ブラックナイト映画祭は北欧で唯一国際映画製作者連盟公認の映画祭であり、毎年多くの作品が世界中から集まります。過去には是枝裕和監督や三池崇史監督の作品が上映されており、特に2011年には日本映画として初めての公式コンペティション部門グランプリを受賞した経歴もあります。過去に森ガキ監督がこの映画祭に参加したのは2017年が最後であり、再びの出品に大きな期待が寄せられています。
豪華キャストが織りなす物語
高杉真宙が演じる主人公・羽猫山吹をはじめ、幼馴染の恋人を演じる伊藤万理華、初恋の相手役の深川麻衣など、出演キャストが豊かな表情で物語を彩ります。加えて、家族を支える多彩なキャストたちが本作に奥深さを与えています。もちろん、ヒコロヒーの参加や地元佐賀県出身のはなわなど、バラエティに富んだメンバーが揃っています。
初代ワールド・プレミアが期待される
エストニアのタリンで行われるワールド・プレミアは、2025年11月に2週間にわたって開催される映画祭で本作品が唯一の日本映画として公式コンペティションに出品されることが決まっています。映画祭の公式サイトでは今後、上映スケジュールなどの詳細が発表される予定です。
テレビや映画の枠を超えたこの作品の展開が、どのように世界の観客に受け入れられるのか、今から楽しみです。監督と主演の高杉印象のコメントも届いており、作品への期待が高まります。
このように、心温まるストーリーと豪華なキャストが織りなす映画『架空の犬と嘘をつく猫』。この家族の物語が、観る者にどのような感動を与えてくれるのか、公開日を心待ちにしましょう。