『PAVED』：Red BullとBurtonが贈るスノーボードの新境地

新たなスノーボードの魅力を発見する『PAVED』

2025年11月7日、Red Bull Media HouseとBurtonが共同制作したスノーボードの長編映画『PAVED』が、Red Bull TVにて全世界で無料配信されます。制作には2年の歳月がかけられ、バックカントリーの美しさとその魅力を最大限に引き出す内容となっています。作品の上映時間は約45分です。

映像作品の内容とスタイル

『PAVED』は、Burtonのグローバルチームライダーたちが魅せる迫力あるライディングを中心に構成されています。広大な雪山での滑走を捉え、写真やイラストを盛り込んだテンポの良い映像が印象的です。作品の本質は、ライダーたちのスリル満点のトリックや大胆なライン取りだけではなく、仲間たちとの特別な時間や共に成長していく姿勢にも強く焦点が当たっています。

ワールドプレミアの模様

上映の約1か月前にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたワールドプレミアには、出演ライダーのベン・ファーガソン、ダニー・デイビス、ミッケル・バング、大塚健、片山來夢の5名が登場しました。上映後にはトークセッションも実施され、ファンとライダーたちの貴重な交流の場にもなりました。特にベン・ファーガソンは「PAVED」というタイトルの意味や、その撮影時の感動をご自身の言葉で表現しました。

スノーボードの本質を映し出す

ベン・ファーガソン曰く、"PAVED"の意味は「道がないなら自分で作れ」ということで、バックカントリーでの滑りにぴったりの表現だといいます。彼は、仲間との共同作業こそがスノーボードの最大の魅力であると強調し、撮影中の雰囲気が自然に最高のものに育まれたことを語りました。

大塚健も自身の経験を交えながら、憧れのライダーと共に滑ることの喜びを伝えました。彼は日本でのストリート系ライダーたちとの撮影や、カナダでのベン・ファーガソンとのセッションについて触れ、他者との出会いや学びの重要性を実感したと述べています。

多彩なライダー陣

『PAVED』には、マーク・マクモリスやアンナ・ガッサーといったオリンピックメダリストをはじめ、スノーボードのフリースタイル界で名を馳せるトップライダーたちが参加しています。スノーボードというスポーツを通して、ライダーたちはそれぞれの個性を表現し、観る者にスノーボードの楽しさを伝えています。

特別な瞬間を共有する作品

本作は、迫力のあるドロップやトリックシーンで構成されていますが、スクリーンを通じて観賞する人々に最も強く訴えかけるのは、仲間と雪山で過ごすかけがえのない瞬間です。共に挑戦し、成し遂げる楽しさや、友情を感じられるシーンが多く描かれています。

『PAVED』は、スノーボードの新たな一面を観る者に伝えるだけでなく、ライディングの楽しさや仲間との絆を再確認させてくれる、まさに特別な作品です。スノーボードファンはもちろん、これから始めようとする人にも響く内容となっていることでしょう。

ぜひこの機会に、Red Bull TVで『PAVED』を観賞してはいかがでしょうか。スノーボードの魅力がきっと感じられることでしょう。