高校生たちの戦い
2025-11-06 09:44:21

富山県大会で高校生たちが魅せた!スポGOMI甲子園2025の熱い戦い

富山県大会で高校生たちが魅せた!スポGOMI甲子園2025の熱い戦い



2025年10月25日、富山県で行われた『スポGOMI甲子園2025 富山県大会』では、県内の高校生たちが熱戦を繰り広げました。この大会は、環境への意識を高めるとともに、捨てられたごみを拾うことを通じて、地域の美化活動に参加する機会として誕生しました。今回は、15歳から18歳の高校生が3人1組のチームを組んで参加し、19チームが競い合いました。

大会は、ユウタウン総曲輪で午前9時から11時30分までの限られた時間内に、規定エリア内のごみの収集を行いました。参加者は、街中に散らばるごみを拾い、その質と量によってポイントを獲得します。一般財団法人日本財団スポGOMI連盟が主催し、今回の大会は57名の参加者が集まりました。

接戦の末、優勝したのは富山高等支援学校の「ゴミパト」



今回の大会で特に注目されたのは、富山高等支援学校から参加した「ゴミパト」チームです。このチームは過去に2年連続での出場経験がある強豪で、今回は特に目立った活躍を見せました。大会を通じて、彼らは多くの空き瓶が捨てられているスポットを発見し、他のチームを引き離す結果となりました。その結果、彼らは総量11.1kgのごみを収集し、2,176.5ポイントを獲得して見事な優勝を果たしました。

準優勝は、富山商業高校女子バレーボール部のチームでしたが、彼女たちも健闘を見せ、800ポイント近くの差をつけられてしまったものの素晴らしい戦い振りでした。また、「オリジナルアイテム賞」には、富山国際大学付属高校の「じゃがいも星人」チームが受賞し、自作の「リュック型のごみ箱」を持参しました。このアイテムは「ごみを捨てないで」というメッセージが込められており、大会の理念を体現するものとなりました。

ごみ拾いを通じた新たな意識の芽生え



大会全体で集められたごみの総量は70.5kgに達しました。これは前年の約30kg増となり、富山県内の環境問題の深刻さを改めて認識させる結果となりました。富山商業高校での選手宣誓では、「愛する富山をきれいにし、心も豊かにするためにごみ拾いを行います」と宣言され、選手たちは意気込んで集めたごみに対して愛着を持つ姿が印象的でした。

地元の高校生たちが自らの手で地域をきれいにすることを通じて、環境に対する意識が高まった様子が見受けられました。参加者たちは、自分たちの住む街に目を向け、日常生活でのポイ捨てへの意識が変わったと語ります。

未来へ向けた希望と夢



富山高等支援学校の「ゴミパト」チームのキャプテンは、「大会序盤では優勝できないと思って落ち込んでいましたが、優勝できて本当にうれしいです。細かいところに目を向け、チームで協力して行動したことが勝因だと思います」とコメントしました。これから11月30日に東京で行われる全国大会でも、「ゴミパト」チームの素晴らしい成績に期待が寄せられます。

このような取り組みを通じて、若い世代が環境問題に関心を抱き、未来をより良いものにしていくための一歩となることが願われます。スポGOMI甲子園は、競技としての楽しさと地域貢献を融合させた新しい形を提示し、多くの支持を集めています。


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