中川昌利が放つ洗練された新曲「硝子色の街、恋人」の魅力とは

中川昌利が新たな一歩を踏み出す

シンガーソングライターの中川昌利が、移籍に伴い手掛けた新曲「硝子色の街、恋人」が2025年1月15日にデジタルリリースされる。中川は、自らの多様な才能を生かし、作詞・作曲・編曲を手がけただけでなく、多楽器を駆使してサウンドプロデュースも行う、まさにマルチな音楽家だ。移籍第4弾として発表される今作は、中川らしいポップミュージックの魅力を存分に引き出した作品となっている。

これまでの道のり

中川昌利は、2018年から自身の楽曲をオンラインで発信し続けており、そのスタイルは多くのファンに支持されてきた。最近では、彼の音楽はより洗練され、感情をストレートに表現するラブソングが増加している。彼の楽曲には、恋愛の苦しさや失恋の痛みを描いたものも多く、聴く人々の心に深く響く。今作「硝子色の街、恋人」は、そんな彼の音楽性の集大成とも言える逸品だ。

新曲のリリースに際し、ティザー動画も公開されている。中川は「完成した音源を聴いて、自分はこういうことをやってきたんだなと思う」と語り、自身の音楽活動への思いを語った。彼の作品には、新しい視点からポップな要素を取り入れつつも、彼自身の個性が色濃く反映されている。

「硝子色の街、恋人」の音楽的特徴

中川の新曲では、彼が得意とする多重録音や、様々な楽器による音の重ね方が際立っている。この楽曲のドラムには、元andymoriの岡山健二が参加しており、彼の透明感あるボーカルが楽曲を一層引き立てている。また、SSWのぎがもえかもコーラスで華を添え、中川の音楽にさらなる深みを加えている。

楽曲の内容は、ポップスの王道的手法を踏まえつつも、さらに先の世界へと進むような、プログレッシブな要素が強く感じられる。歯が浮くような歌詞には、恥ずかしさを感じながらも真摯な思いが込められており、聴く人の心を捉えて離さない。

フルアルバムの発売も控えて

さらに、中川昌利の1stフルアルバム『君と出会う前の気持ちを僕は思い出せない』も2025年3月5日にリリースされる。このアルバムには、先行配信された5曲を含む新曲が全7曲、加えて既発の代表曲や人気曲も数多く収録され、計12曲が収められる。彼の音楽が形成する独特の世界観を堪能できる名盤だ。

本作には、多彩なゲストミュージシャンが参加しており、シンガーとしても活動する岡山健二や、有島コレスケといった豪華な顔ぶれが、中川の音楽をより鮮やかに彩る。彼の音楽への情熱と創造性が詰まった作品となっている。