五絃の追憶
2025-05-23 10:46:29

日本の現代音楽界の光彩を放つ『五絃の追憶』弦楽五重奏を聴く

日本の現代音楽界の未来を感じる『五絃の追憶』



2025年7月8日(火)、東京都杉並区の杉並公会堂 小ホールにおいて、注目の弦楽五重奏『五絃の追憶』が開催されます。この公演は、コントラバスを含む弦楽五重奏という珍しい編成にスポットを当て、現代日本の音楽シーンの魅力を感じさせるきっかけとなることでしょう。

伝統と新たな可能性



これまで、コントラバスを伴う弦楽五重奏は、古典的なクラシック音楽の分野であまり紹介されることがありませんでした。しかし、日本の作曲家たちはその編成における新たな可能性を発見し、数多くのオリジナル作品を創作してきました。『五絃の追憶』では、そんな現代音楽のダイナミズムを味わえるプログラムが用意されています。

プログラムの見どころ



本公演では、2023年に逝去した作曲家・下山一二三の名作「エキソルシズム」が演奏されます。この作品は、彼の弦楽器創作技術を確立する重要な一作です。また、2024年に亡くなった安達元彦の「コンチェルタント」は、彼の音楽的変遷を感じることができる作品として、特に注目されています。これらの作品は、弦楽五重奏の特性を活かしつつ、作曲者の個性を強く反映しています。

さらに、現代日本音楽界の重要人物である中川俊郎の「チャイコフスキヤーナ」が再演されます。この作品は、チャイコフスキーへのオマージュが込められており、聴衆に深い感動を与えるやり方で表現されます。若手作曲家の佐原詩音の意欲作や、第32回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞した波立裕矢による新作も演奏され、聴く者の期待を高めます。

演奏者たちの情熱



演奏は、クラシックと現代音楽に精通したプロフェッショナルな5人の奏者が担当します。ヴァイオリンには花田和加子さんと松岡麻衣子さん、ヴィオラには甲斐史子さん、チェロの下島万乃さん、そしてコントラバスには近藤聖也さんが登場します。彼らの情熱的な演奏が、各作品の魅力を最大限に引き出すことでしょう。

開催詳細



開催概要


  • - タイトル: 『五絃の追憶 — 日本の弦楽五重奏』
  • - 開催日: 2025年7月8日 (火)
  • - 会場: 杉並公会堂 小ホール (東京都杉並区上荻1-23-15)

スケジュール


  • - 18:30 開場
  • - 19:00 開演

チケット情報


  • - 一般席: 3000円
  • - 学生席: 1000円
(全席自由・税込)

チケットは、チケットサイト「カンフェティ」にて販売されていますので、ぜひお早めにご購入をお勧めします。
チケット購入はこちらから

この独自の弦楽五重奏を通じて、日本の現代音楽の美しさに触れてみてはいかがでしょうか? 皆様のご来場を心よりお待ちしております。


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