新たな観光の形「ひなたGIS」を活用した推し活マップ
宮崎県は、デジタル技術を駆使した独自の情報システム「ひなたGIS」を通じて、新しい観光スポットとして注目の“推し活マップ”を発表しました。このプロジェクトは、高校生が県庁に提案したアイデアが源となり、多くの人々を巻き込んで実現したものです。その背景には、時代の変化を反映した新たな観光の形があります。
高校生の提案が動かしたプロジェクト
今回の取り組みは、宮崎県立宮崎西高校の生徒たちが発案したことがきっかけでした。彼らは「自分たちの世代がワクワクする宮崎の魅力を知りたい」という願いを持ち、フィールドワークを通じて県庁を訪れました。その際、「聖地を調べるのが大変」「ジャンルによる情報の断片化」といった課題を指摘し、デジタル技術を使って統一された情報を提供することが求められました。
さらに、2025年夏に開催される「ハッカソンイベント」でも、地域の課題解決を競う中で、聖地巡礼をより便利にする地図情報のアイデアが提案されました。こうした若者の声を受け、県庁のデジタル推進課と観光推進課が協力することとなり、ジャンルを超えた聖地マップが生まれました。
幅広いジャンルを網羅する「ひなたGIS」
「ひなたGIS」は誰でも簡単にアクセスできるブラウザベースの地理情報システムです。新しく搭載された「推し活ポイント」機能を利用することで、アニメや映画、スポーツ、有名人に関連する多様なスポットが地図上に一度に表示され、それぞれの聖地を簡単に見つけることが可能です。例えば、人気アニメの舞台や、有名な映画のロケ地、プロスポーツ選手が訪れたスポットなど、ジャンルを超えた新たな発見ができるのです。
観光のスタイルを変革する「ついで寄り」の利点
これまでの聖地巡礼は、特定のスポットに訪れる「点」中心の観光スタイルは一般的でした。しかし、「ひなたGIS」の魅力は、様々なジャンルが同時に表示されることにあります。これにより異なるジャンルの聖地を巡る相乗効果が得られます。例えば、プロ野球のキャンプを見に来たファンが、その近くにあるアニメの聖地も訪れるきっかけとなるかもしれません。
また、散発的に断片化されていた情報を集約することで、「ここにも寄ってみたい」という気持ちを自然に引き起こします。こうした多様な情報が詰まったチャートは、訪れる人々に未知の魅力を発見する機会を提供し、宮崎県の魅力を多角的に伝えます。
防災意識を促す「ひなたGIS」の利点
「ひなたGIS」は、ただの観光だけに留まらず、防災への対応にも配慮した設計になっています。津波浸水予想などの防災情報も組み込まれており、観光を通じて地形やリスク情報に自然と触れることができます。普段からお気に入りのスポットを探する中で、大切な地域を守るための防災意識を無理なく育むことが期待されています。
続く取り組みと新たな展開
今回の推し活マップ公開は、宮崎県観光活性化の第一歩に過ぎません。今後も利用者からのフィードバックを取り入れ、情報の充実や特定テーマに沿ったモデルコースの提案などを行う計画です。宮崎県は、訪れるたびに新たな発見をもたらす「推し活の聖地」として、さらなる発展を目指します。
アクセス方法
新しい「ひなたGIS」推し活スポット表示機能へのアクセスは、以下のURLまたはQRコードから行えます:
ひなたGIS推し活表示機能
このシステムを通じて、自分の「推し」を見つけたり、友人と共に新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。