滋賀県が進める新たなEVカーシェアリングの実証事業とは

滋賀県の新しいEVカーシェアリング事業

滋賀県が2023年7月1日から開始する「公用車を活用したEVカーシェアリング実証事業」についてご紹介します。この取り組みは、県職員と県民・観光客に向けて電気自動車（EV）をシェアリングすることを目的としており、さまざまなメリットを考慮したものです。

1. 背景と目的

滋賀県は、持続可能な社会の実現を目指し、「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」や「CO2ネットゼロに向けた県庁率先行動計画」を策定しています。これにより、自動車からの温室効果ガス排出削減を図るため、次世代自動車の普及が求められています。特に、電気自動車はその中心的な役割を担っています。

今回の実証事業では、リースで調達した日産リーフを用いて、平日は県職員が公務で利用し、休日は県民や観光客がショッピングや観光に利用できるシェアリングを提案します。これにより、EVの使用体験を提供し、県民の移動手段の多様化やエコカーの普及を促進する狙いです。

2. 事業の詳細

車両概要

本実証事業で使用される車両は日産リーフの1台で、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。EVはオフシーズンの電力を使用し、環境への配慮も施されています。

実施期間

実施は2023年7月1日から2024年3月上旬までの予定で、期間中は定期的に効果や問題点を評価し、必要に応じて改善を図ります。

実施場所

シェアリングコーナーは滋賀県大津市にある県本庁舎西駐車場の奥、来庁者用区画に設置されます。明確な場所にシェアリングサービスポイントがあるため、利用しやすい環境が整えられています。

利用時間・方法

公用利用

- 平日（月曜日から金曜日）の0時から24時まで、滋賀県職員が公務として利用します。

一般利用

- 県民や観光客は、カーシェアリングサービスアプリ「N.mobi」を通じて、土日祝日の0時から24時まで利用可能です。料金は15分220円からと、リーズナブルな設定になっています。「N.mobi」はNTTビジネスソリューションズが運営するEV専用のカーシェアリングサービスです。利用には専用サイトでのアカウント登録が必要です。

N.mobiのウェブサイトはこちらからアクセスできます。