キャッチボールの力
2025-04-21 11:03:01

世界をつなぐキャッチボールプロジェクト、SSKの熱い挑戦

世界をつなぐキャッチボールプロジェクト、SSKの熱い挑戦



4月上旬、大阪・関西万博の会場内で行われた「世界キャッチボールプロジェクト」には、エスエスケイ(SSK)が協賛し、約400名もの参加者が集まりました。このイベントは、国境を越えて人々が繋がることを目的とし、世界70の国・地域から集った参加者によって、約2kmもの輪がキャッチボールで繋がれました。

幸せの形を語り合う交流会



キャッチボールイベントのセレモニーは、午後4時30分から開始され、実際のキャッチボールが始まるのはその後の午後5時を過ぎてからでした。しかし、朝の10時からは、大阪万博の近くにあるATCホールで参加者たちによる交流会が行われました。年齢や性別、国籍が異なる4-5人がチームを組み、幸せの形をテーマにディスカッションを重ねました。

参加者の中には、30代の孫と娘を連れた日本人女性がいて、「孫よりも若いお兄さんが自分の話を真剣に聞いてくれて、勇気を出して参加して本当に良かった。この会場の雰囲気を自宅に持ち帰りたくなった」と嬉しそうに語りました。また、マケドニア出身の男性は、「スポーツの力で異なる背景を持つ人たちが繋がり、共通の友人になれるいい機会だと思います」と話しました。東京の大学に留学中のロシアの女性も、「新しい出会いが刺激的で、特にケニアで活動している方の話から多くのインスピレーションを得られました」と振り返り、参加者同士のコミュニケーションが促進され、多様な「幸せ」が認識されつつあることが感じられたという。

キャッチボールを通じた世界の理解



このプロジェクトの代表を務めるのは、武蔵野大学の大武優斗さん。彼は、コロナ禍の影響で2020年の甲子園大会が中止になった世代であり、3年後の2023年には代替イベントを成功させるなど積極的に活動を行っています。「国や人種、宗教の壁を超え、非言語コミュニケーションの力を持つキャッチボールを通じて、みんなが理解し合い、尊重し合える文化を広めたい」との思いで、万博会場内の大屋根リングでのキャッチボールを企画しました。

音楽と共に盛り上がるイベント



キャッチボールの時間には、大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部が『ヤングマン』や『幸せなら手をたたこう』などで会場を盛り上げました。また、高嶺のなでしこメンバーの演奏もあり、ヒット曲『可愛くてごめん』の振り付けを踊る場面もありました。キャッチボールは一時中断し、観衆はアリーナのような熱気に包まれました。

参加したのは、2018年に大阪桐蔭高校で春夏連覇を成し遂げ、その後日本ハムファイターズに入団した柿木蓮さんです。彼は2024年の現役引退を発表しており、「キャッチボールは初めてする人でも感じられる喜びがあり、そうした瞬間を大切にしたい」と語りました。

フィナーレを飾るキャッチボール



イベントの最終段階では、大武優斗さんが元ヤクルトスワローズの古田敦也さんに投げられたボールが、すべての参加者の思いを込めた象徴的なフィナーレを迎えました。大武さんは、「私たちはコロナで分断された世代であり、『言語を使わないコミュニケーション』としてのキャッチボールを通じて、新たなつながりを求めています」とし、参加者同士の笑顔と共感の大切さを強調しました。

SSKの佐々木恭一社長も、「キャッチボールが言語の壁を超える力を持っていることを実感しました。このような素晴らしいイベントに参加できて感謝しています。今後もキャッチボールを通じた活動をさらに推進してまいります」と、意気込みを新たにしました。SSKは、今後もスポーツを通じた人々のつながりを深める活動を続けていく考えです。


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