戦後80年の歴史を感じる舞台『昭和の絵本』
2025年12月6日、埼玉県さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場小ホールで、NPO法人劇団サードクォーターが代表作『昭和の絵本』の再演を行います。この公演は、劇団創立35周年および戦後80周年を記念した重要なイベントであり、前回上演から10年を経て、再び観客の前に舞台が戻ります。
公演の概要
『昭和の絵本』は、四人の若者が時代の激流に翻弄されながらも、自らの存在意義を見出していく感動的な人間ドラマです。劇団員とオーディションで選ばれたキャストが、観客に深い印象を与える演技を披露します。
公演は、2025年12月6日の11時および17時より2回行われ、上演時間は約120分です。出演者は大神田規允や聡美杏、榎本淳をはじめ、個性豊かな顔ぶれが揃っています。
ストーリーの核心
物語は、青空に憧れを抱く特攻隊志願の青年たちの姿から始まります。秀才のハジメ、心優しいショウイチ、愛すべき弟カズユキ、自由奔放なマサルは、戦争という過酷な現実と向き合いながら、愛する人や家族への遺書を認める決断を強いられます。
彼らの葛藤は、戦争の悲しみや恐怖と共に、真の生きる意味を問いかけます。少女ムツミとの出会いを通じ、彼らは希望と絶望の狭間で揺れ動きます。これらの物語が重なり合うことで、観客は彼らの心の叫びを感じ取り、自らの人生について考えるきっかけを得ることでしょう。
劇団サードクォーターについて
埼玉県さいたま市を拠点にする特定非営利活動法人劇団サードクォーターは、1990年の設立以来、地元密着型の活動を展開しています。演劇を通じた表現教育や地域貢献を使命とし、さまざまなワークショップや公演を行っています。
「演劇で地元を豊かにするプロジェクト」というビジョンのもと、劇団は以下の4つの活動に取り組んでいます:
1. 演劇上演
2. ワークショップ開催
3. 次世代育成
4. 地元イベント参加
チケット情報
『昭和の絵本』のチケットは、カンフェティを通じて購入可能です。一般チケットは3,000円、高校生以下は2,000円で、特典付き前売りは5,500円となっています。また、カンフェティ会員には割引も用意されています。
チケットの購入は、公式サイト
カンフェティからが便利です。
まとめ
戦後80年という特別な節目に再演される『昭和の絵本』は、私たち自身の歴史について深く考えさせる作品です。観客の心に響く感動的な物語を是非、お楽しみください。