新東工業とエイジェックの新たな挑戦
新東工業株式会社(名古屋市)と株式会社エイジェック(東京都新宿区)が、スポーツと健康促進に向けた科学的な分析に共同で取り組む方針を発表しました。両社の協業により、スポーツ動作の解析を行うフォースプレートという最新技術が注目されています。
フォースプレートの導入による新たなステージ
新東工業が開発した6軸力覚センサ技術を活用した地面反力計「フォースプレート」を、エイジェックが運営するスポーツ科学総合センターに導入し、データ測定とその活用を進めていきます。これにより、アスリートや健康管理に必要な豊富なデータを得ることができ、専門家の育成にも焦点を当てるとのことです。
スポーツ振興と健康促進を目指して
新東工業は「力が見えると世界が変わる」という理念のもと、力覚センサ技術を利用してきました。この技術を通じて、工場の自動化や熟練技能の見える化を実現してきた歴史を持っています。
フォースプレートは、人の動作や重心の移動、床面への力のかけ具合を高精度で分析できるため、スポーツやリハビリの分野での利用が期待されています。特に、これまでのフォースプレートでは本体が重く設置が課題でしたが、新たな技術により軽量化を実現し、より多くの人々が利用できる環境が整います。
エイジェックの役割とスポーツ科学アカデミー
エイジェックは、教育やデータ分析、ヘルスケアに特化したコンサルティング企業であり、スポーツ科学総合センターでは最新のモーションキャプチャーやトラッキング機器を用いてアスリートのトレーニングサポートを提供しています。さらに、2025年には「スポーツ科学アカデミー」を設立し、専門家育成や資格取得を目指す社会人向けの講座も開設予定です。
技術の融合がもたらす未来
新東工業とエイジェックの協業によって、既存のデータ分析技術を基にした人材育成が進むことで、スポーツや健康に関するデータの活用がさらに広がります。これにより、教育から健康促進まで、日本の国民の健康寿命を延ばす取り組みに寄与することが期待されています。
まとめ
両社の技術とノウハウを統合することで、主にスポーツ分野から健康管理へと展開する新たな事業が生まれます。これからの発展に目が離せません。新東工業とエイジェックが切り開く未来に、期待が高まります。